20日に行われた2026年ワールドカップ南米予選、ブラジル代表とコロンビア代表の一戦は、終了間際に劇的なドラマが待っていた。後半アディショナルタイム9分、左サイドからカット・インしたヴィニシウス・ジュニオールが右足を一閃。強烈な勝ち越し弾を突き刺し、2-1の勝利に導いている。
そしてドリバル・ジュニオール監督は決勝弾直後、時間稼ぎのためレアル・マドリーのスター選手に交代を命じた。するとヴィニシウスはたっぷり時間を取りながらピッチを去ろうとし、激怒した相手選手に詰め寄られている。
この時、ヴィニシウスのチームメイトの1人が介入した。それは彼をかばうためでなく、物理的に引き離すためだ。ハフィーニャは、ヴィニシウスが出場停止にリーチがかかっていることを熟知しており、処分を免れるためにも何度もヴィニシウスをタッチラインへ向かって突き飛ばしてた。
この一連の出来事で、2つのことが明らかとなっている。1つ目は、ハフィーニャが現ブラジル代表で絶対的な地位を築いていること。そして2つ目は、ハフィーニャはヴィニシウスが「新たなネイマール」になるために重要な鍵を握っているということだ。





