マンチェスター・Uサポのボルトが怒り「ジョークだろ」

チェルシー戦での2-1勝利で巻き返しの兆しを見せたマンチェスター・ユナイテッドだったが、ブレントフォード戦では再び悪しき習慣に陥った。ルベン・アモリム監督率いるチームは、ブレントフォードのストライカー、イゴール・ティアゴの2得点により、開始20分以内に2点のビハインドを背負った。ユナイテッドは、RBライプツィヒから夏の移籍で加入したベンヤミン・シェシュコがクラブ初ゴールを決めて反撃を見せたものの、マティアス・イェンセンの終盤の得点によりブレントフォードが勝ち点3を獲得。アウェーチームにとっては失望の午後となった。

ソーシャルメディアで試合をライブ視聴していたサッカーファンにはボルトの怒りに気づいた人もいただろう。ティアゴがGtechコミュニティ・スタジアムでブレントフォードに2点リードをもたらすと、8度のオリンピック金メダリストであるボルトは即座にXにこう書き込んだ。「ジョークだろ」

そして今シーズン4度目の敗戦が確定した後、ボルトはこう書き込んでいる。「いいところが一つもない」

ブレントフォード戦での敗戦は、2025-26シーズンの不安定なスタートにおけるさらなる後退となった。アモリム監督率いるチームは今シーズン、プレミアリーグでバーンリーとチェルシーから勝利を挙げた2勝のみ。8月24日にはフラムと引き分けた。リーグ戦ではアーセナル、マンチェスター・シティ、ブレントフォードに敗北。さらに8月27日にはカラバオカップでリーグ2のグリムズビー・タウンにPK戦で敗れ、屈辱的な形で敗退した。

ブレントフォード戦での敗北は、アモリム監督のユナイテッドでの将来を巡る憶測を一層強めている。2024年11月にエリック・テン・ハーグ監督の後任として就任したこのポルトガル人指揮官は、オールド・トラッフォード着任後33試合のリーグ戦でわずか9勝しか挙げていない。また指揮官就任後、チームをリーグ戦2連勝に導いたこともまだない。

現在リーグ14位のユナイテッドは、来週土曜日にサンダーランドを迎え撃ち、士気を高める勝利を目指す。しかし、昨季チャンピオンシップから昇格したブラックキャッツは素晴らしいスタートを切っているため、厳しい試練となるだろう。レジス・ル・ブリ監督率いるチームは開幕6試合で3勝1敗と好調で、現在リーグ4位につけている。