japan-u-19(C)The-AFC

U-20ポーランド・ワールドカップの徹底ガイド!優勝候補や各チームの注目選手は?

5月23日に開幕したU20ワールドカップ・ポーランド大会では、未来のスターたちが躍動することだろう。

前回優勝のイングランドは予選で敗退したが、だからこそ、6月15日の決勝の後でトロフィーを掲げるのがどのチームか、楽しみでしかない。

出場24チームが6つのグループに分かれ、栄冠を求めて戦いを始めるのだ。

グループA :コロンビア、ポーランド、セネガル、タヒチ

グループB :エクアドル、イタリア、日本、メキシコ

グループC :ホンジュラス、ノルウェー、ニュージーランド、ウルグアイ

グループD :ナイジェリア、カタール、ウクライナ、アメリカ合衆国

グループE :フランス、マリ、パナマ、サウジアラビア

グループF :アルゼンチン、ポルトガル、南アフリカ、韓国

出場する各国のチーム、注目選手、トロフィーを掲げる可能性について、『Goal』のガイドを参考にしてほしい。

  • Colombia U20Getty

    コロンビア

    監督:アルトゥーロ・レイズ

    注目選手:フアン・カミロ・“クチョ”・エルナンデス

    アルトゥーロ・レイズ監督率いるコロンビア代表は、ダークホースとしてポーランドに乗りこむ。とりわけ、他の出場国よりも比較的経験豊富な選手が揃っていると言えるチームである。

    フアン・カミロ・“クチョ”・エルナンデスは、ラ・リーガのウエスカで華々しい活躍を見せており、マンチェスター・シティ所属のウィング、イアン・ポベダは、すでにユースレベルの代表に選ばれているうえに、フル代表選出が考慮されているという報道がなされたものの、今回は選ばれなかった。

    メンバー

    GK:ホアン・デイビット・レムス、ケビン・ミアー、レイナルド・フォンタルボ

    DF:アンドレス・バランタ、ホアン・セバスチャン・パルマ、アンドレス・レイズ・アンブイラ、カルロス・クエスタ、ブライアン・ベラ、ヘイエン・パラシオス、アンデルソン・アローヨ

    MF:グスタボ・カルバハル、アンドレス・アマヤ、アンドレス・ペレア、ハイメ・アルバラード

    FW:デイベル・カイセド、ヨハン・カルボネーロ、カルロス・テラン、ルイス・サンドオーヴァル、フアン・カミロ・“クチョ”・エルナンデス、ルイス・シニステラ、イバン・アング

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  • Polonia U20Getty

    ポーランド

    監督:ヤツェク・マギエラ

    注目選手:セバスティアン・ヴァルキエクツ

    開催国ポーランドは、大会前の最近の試合で満足のいかない結果が続き、深刻な問題を抱えながらワールドカップを迎えている。その主な要因は守備が機能していないことだが、カリアリ所属のCB、セバスティアン・ヴァルキエクツは母国の期待を一身に集めている。

    チーム最年少のMF、マテウシュ・ボグスも注目に値する。1月にリーズ・ユナイテッドに加入してから高く評価されており、すでにナポリへの移籍が噂されているほどである。

    メンバー

    GK:ラドスワフ・マイェツキ、ミロシュ・ムレクコ、カロル・ニェムチツキ

    DF:ヤクブ・ベドナルチク、アドリアン・グリスキエヴィツ、マイク・ナウロキ、ヤン・ソボシンスキ、セラフィン・スゾタ、セバスティアン・ヴァルキエクツ

    MF:マテウシュ・ボグス、デイビット・コパチ、アドリアン・リシュザルツ、トマシュ・マコフスキ、ティモテウス・プチャツ、ミカル・スコラス、バルトシュ・スリス、アドリアン・スタンイールウィックツ、ニコラ・ザレフスキ、マルセル・ジリャ

    FW:アドリアン・ベネディザク、ドミニク・シュテチク

  • Ibrahima Niane SenegalGetty

    セネガル

    監督:ヨウソフ・ダボ

    注目選手:ムサ・ンジャイ

    アフリカU20ネイションズ・カップ2019で準優勝したセネガルは、ニジェールで行われた同大会で、最もエキサイティングなチームだったと言ってよいだろう。

    フランス2部リーグのメス所属のストライカー、イブラヒマ・ニアヌは、チームの中で最もトップでの経験がある選手だが、わずか16歳で今年早々に行われた前述のネイションズ・カップで最優秀選手賞に選ばれたムサ・ンジャイからも目が離せない。

    メンバー

    GK:シェイフ・サール、ジャリ・ンディアイ、フランソワ・ジバ

    DF:ムサ・ンジャイ、フォルモス・マンデ、スレイマン・アウ、ニャハテ・ンディアイ、ママドゥ・ムボウ、アルファ・ディウンク、スレイマン・シセ

    MF:キャヴィン・ディアグネ、イブラヒム・ドラメ、ウセイヌ・ニアン、ジョン・ロピ、ファリ・エンドウ、アマドゥ・シス

    FW:アマドゥ・サニャ、ディア・ンディアイ、ママドゥ・ダンファ、イブラヒマ・ニアヌ、ユスファ・バジ

  • TahitiGetty

    タヒチ

    監督:ブルーノ・テハーモアナ

    注目選手:エディー・カスパール

    U20ワールドカップに2度目の出場となる「鉄の戦士」ことタヒチ代表が、2009年の平凡な初出場に比べて成長しているのは間違いないだろう。2009年には3試合に全敗し、21失点で1得点もできなかった。

    今大会ではグループAを引き当て、開催国ポーランドとコロンビア、セネガルと同組になったが、ブルーノ・テハーモアナ監督率いるタヒチとしては、ゴールネットを一度でもいいから揺らしたいところである。

    チームとしては寂しい結果が予想されるかもしれないが、今大会に出場できただけでもタヒチのサッカーファンには大興奮の喜びであり、U20のメンバーの何人かは、何年後かに輝くスターとなるとなるだろう。

    メンバー

    GK:モアナ・ピト、テヴァエライ・タマタイ、ジョセラン・カペル

    DF:サミュエル・リパロ、テヴァイティニ・テウメレ、マウリ・ヘイター、エチエンヌ・タヴェ、エネル・テハーモアナ

    MF:ローヌイ・テハウ、ヤン・ヴィヴィ、ユーゴ・ブーブ、テハウアリイ・ホロゼット、ディエゴ・アラネダ、キティン・マロ、ヘレハウヌイ・フェラン、テライ・ブレモン、カヴァイ=エイ・モルガン、カラハニ・ボメル

    FW:ラマヌイ・アモウ、エディー・カスパール、トゥテハウ・トファリウア

  • Ecuador U20Getty

    エクアドル

    監督:ホルヘ・セリコ

    注目選手:レオナルド・カンパーナ

    おそらくはエクアドルのサッカー史上最高のチームが、今年早々にあった南米U20選手権を制してポーランドにやってきた。

    同大会の得点王レオナルド・カンパーナは、今大会でも数多くのヨーロッパのトップチームから注目されるだろう。ホルヘ・セリコ監督率いるチームには、レアル・ソシエダが注目する最高のゴールキーパーの一人、モイセス・ラミレスもいる。

    メンバー

    GK:モイセス・ラミレス、ヨハン・ララ、ピエール・ベジョリオ

    DF:ジャクソン・ポロソ、グスタヴォ・バジェシージャ、リチャード・ミナ、ジョン・エスピノーザ、ルイス・ロール、ディエゴ・パラシオス、ルイス・カスティージョ

    MF:ジョルディー・アルキーバル、ジェファーソン・アルセ、ジョーダン・レサバラ、ルイス・エストゥピニャン、ホセ・シフエンテス、セルヒオ・キンテロ

    FW:レオナルド・カンパーナ、スティーブン・プラサ、アレクサンダー・アルバラード、ダニエル・セグラ、ゴンサロ・プラタ

  • Italia U20Getty

    イタリア

    監督:パオロ・ニコラト

    注目選手:アンドレア・ピナモンティ

    モイゼ・ケーン、サンドロ・トナーリ、ニコロ・ザニオーロといった選手はアズーリのフル代表に早々と選ばれ、もはやユースのチームにはいないが、それでもイタリアには、2018年のU19ヨーロッパ選手権で準優勝したメンバーが大勢残っている。

    フィオレンティーナ所属のアンドレア・ピナモンティはセリエAで活躍しており、パオロ・ニコラト監督率いるイタリアU20代表は、準決勝で敗れて3位に終わった2017年よりも上の成績を狙えるだろう。

    メンバー

    GK:アレッサンドロ・プリッツァーリ、マルコ・カルネゼッキ、レオナルド・ロリア

    DF:ルカ・ペッレグリーニ、アレッサンドロ・ブボンジョルノ、アレッサンドロ・トリパルデッリ、ルカ・ラニエリ、マッテオ・ガッビア、ラウール・ベッラノーヴァ、ダビデ・ベッテッラ、アントニオ・カンデラ、エンリコ・デルプラート

    MF:サルヴァトーレ・エスポジート、ダビデ・フラッテシ、ドメニコ・ロベルト・アルベリコ、アンドレア・コルパニ

    FW:ガブリエーレ・ゴーリ、マルコ・オリヴィエーリ、ジャンルカ・スカマッカ、アンドレア・ピナモンティ、クリスティアン・カポーネ

  • 2019-05-27-japan-mitsuki(C)J.LEAGUE

    日本

    監督:影山雅永

    注目選手:斉藤光毅

    この世代の日本代表の2大タレント、安部裕葵と久保建英が不在のため、影山雅永監督率いる日本代表は苦戦が予想される。さらに、主要メンバーであるはずの谷晃生と橋岡大樹がケガのため、人材不足は否めず、日本が本来持っているはずの能力を発揮することは難しいだろう。

    それでも斉藤光毅のような、すでにJリーグでレギュラーの座を獲得している選手たちや、キャプテンの齊藤未月には才能があり、サプライズを起こす可能性は誰にも否定できない

    メンバー

    GK:若原智哉、茂木秀、鈴木彩艶

    DF:鈴木冬一、東俊希、小林友希、瀬古歩夢、菅原由勢、三國ケネディエブス、喜田陽

    MF:郷家友太、伊藤洋輝、藤本寛也、斉藤光毅、齊藤未月、山田康太

    FW:中村敬斗、田川亨介、宮代大聖、西川潤、原大智

  • Diego Lainez MexicoThearon W. Henderson

    メキシコ

    監督:ディエゴ・ラミレス

    注目選手:ディエゴ・ライネス

    メキシコは、オリンピックで金メダルを獲得し、U17では2つのタイトルを獲得した一方、U20で栄冠を勝ち得たことはない。

    今回のチームでは、フル代表に選ばれるほどの才能を持つ、レアル・ベティス所属のウィング、ディエゴ・ライネスと、レオン所属のFW、ホセ・ホアン・マシアス(リーガMXのプレーオフから躍進した)が、爆発的な攻撃を見せることが期待される。

    メキシコ代表の懸念は守備陣の層の薄さにあり、チームには本職のディフェンダーは6人しかいない。その多くがすでにトップチームでの経験を積んでいるが、北中米カリブ海予選では、メキシコは多くのゴールを献上していた。

    メキシコが初めてのワールドカップ制覇へ向かって邁進するには、ライネスとマシアスが前線で奮闘し、バックのチームメイトたちが少しは良いパフォーマンスを見せてくれることを希望するしかない。

    メンバー

    GK:カルロス・ヒグエラ、ルイス・ロペス、アンヘル・アロンソ

    DF:ケビン・アルバレス、ジルベルト・セプルベダ、エフライン・オロナ、ネルソン・カルデナス、マリオ・トレホ、オズワルド・レオン

    MF:アラン・トレス、ディエゴ・ヘルナンデス、ミサエル・ドミンゲス、フェルナンド・プラセンシア、ロベルト・メラズ、カルロス・グティエレス、アントニオ・フィゲロア

    FW:ホセ・マシアス、ディエゴ・ライネス、ロベルト・デ・ラ・ロサ、ダニエル・ロペス、アドリアン・ロザーノ

  • Patrick Palacios HondurasGetty

    ホンジュラス

    監督:カルロス・タボラ

    注目選手:クリスティアン・キャリクス

    ホンジュラスは、過去2大会でそれぞれ、グループステージで1勝しか手にしていない。今年は違う成績を出せるだろうか?

    チームにはアメリカとメキシコでプレーしている選手が6人おり、ほとんどがトップリーグではないものの、その経験が生きてくる可能性はある。

    中でも、現在メキシコのアトラスに所属している攻撃的MFのクリスティアン・キャリクスは、チャンスメイクに優れ、自ら得点を決める能力もある。

    さらに言えば、ホンジュラスのグループは、フランスやドイツと対戦した過去2回のワールドカップよりは、運に恵まれている。

    フル代表の新監督ファビアン・コイトは、かつてウルグアイの監督をしていたため、対戦相手であるウルグアイのことをよく知っており、ホンジュラスの若きスターたちに十分な準備をさせてきたにちがいない。

    メンバー

    GK:ホセ・ガルシア、オスカル・レジェス、ヨハン・ビジャヌエバ

    DF:エリソン・リバス、ダーウィン・ディエゴ、アクセル・ゴメス、ウェスレイ・デカス、メイナー・スアソ、ジョナサン・ヌニェス、マリアノ・アルバレス

    MF:エベルソン・ロペス、クリスティアン・キャリクス、ジェルソン・チャベス、ジャック・ジーン・バプティスト

    FW:セサル・ロメロ、カルロス・メヒア、ホスエ・ヴィッラフランカ、セルヴィン・ゲバラ、ジョセフ・ロサレス、ルイス・パルマ、パトリック・パラシオス

  • Erling Braut Haaland NorvegiaGetty

    ノルウェー

    監督:パル・ジョハンセン

    注目選手:アーリング・ハーランド

    ノルウェーは予選のプレーオフで前回優勝のイングランドを倒して本大会出場を決めており、危険なダークホースとみなされている。

    注目選手はレッドブル・ザルツブルク所属のFW、アーリング・ハーランドである。父親のアルフ=インゲはプレミアリーグのマンチェスター・シティとリーズ・ユナイテッドでプレーした経験もある

    有名選手の息子はハーランドだけではなく、スターベク所属のMF、エーミル・ボイネンの父親ラースも、プレミアリーグに属していた頃のダービー・カウンティでプレーしていた。

    メンバー

    GK:マルクス・ペッテション、ジュリアン・ルンド、エリック=ヨハネス・アルネブロット

    DF:ヨーン・キトラノ、ラルス・レンジャー、レオ・エスティゴール、ウルリク・フレドリクセン、トーマス・トトランド

    MF:クリスチャン・ボルクグレヴィンク、アドナン・ハジッチ、ヒューゴ・ヴェトレセン、エーミル・ボイネン、クリスチャン・トルストベット、エマン・マルコビッチ、イェンス・ハウゲ、トビアス・ビョクカイヤ、ハコン・エブイェン、トビアス・スヴェンセン、トビアス・クリステンセン

    FW:アーリング・ハーランド、オラ・ブリヒルドセン

  • Sarpreet Singh Wellington Phoenix

    ニュージーランド

    監督:デ・バッキンガム

    注目選手:サープリート・シン

    「ジュニア・オールホワイツ」がU20ワールドカップに出場するのは5年連続で、オセアニア地域での強豪国としての地位が確立されている。

    キウイたちのこれまでの最高成績はベスト16で、過去2大会で達成されている。ウルグアイ、ノルウェー、ホンジュラスと対戦するタフなグループを引き当ててしまったが、今回も決勝トーナメント進出が目標である。

    注目選手としては、ウェリントン・フェニックス所属でニュージーランドのAリーグ出場の経験がある、司令塔のサープリート・シンと、ウィングバックのリベラト・カカーチェの2人が挙げられる。

    ゴールキーパーのマイケル・アウドは、オランダのエールディヴィジに属するヴィレムIIに所属しており、3月29日に同クラブでシニアデビューを飾った。シーズン終盤にフェニックスでキラリと光る活躍を見せた、将来性豊かなストライカー、ベン・ウェインからも目が離せない。

    メンバー

    GK:キャメロン・ブラウン、ザック・ジョーンズ、マイケル・アウド

    DF:リベラト・カカーチェ、カラン・エリオット、ナンド・ピネーカー、ジョージ・スタンガー、ジャンニ・ステンスネス、ダルトン・ウィルキンズ

    MF:ジョー・ベル、ウィレム・エビンジ、エリ・ジャスト、デイン・シュネル、サープリート・シン、レオン・ヴァン・デン・ホーヴェン、ドム・ウールドリッジ、トレバー・ツウェットスルート

    FW:マット・コノリー、マックス・マタ、カラム・マカワット、ベン・ウェイン

  • Uruguay U20Getty

    ウルグアイ

    監督:グスタボ・フェレイラ

    注目選手:ニコラス・シアッパカッセ

    ウルグアイは今大会で最も予想が難しいチームの一つである。グスタボ・フェレイラ新監督は、U20南米選手権で3位に終わってからの数カ月で、チームを徹底的に見直してきた。

    その一つが、バルセロナ所属のDF、ロナルド・アラウージョで、チリでの大会中はブラウ・グラナを離れることができなかったが、今大会では活躍が期待される。また、エースのニコラス・シアッパカッセが鼠径部のケガから回復して、どの程度のコンディションかが注目される。

    メンバー

    GK:レンソ・ロドリゲス、フランコ・イスラエル、マウロ・シルヴェイラ

    DF:ロナルド・アラウージョ、エドガル・エリザルデ、ブルーノ・メンデス、セバスティアン・カセレス、エミリアーノ・アンチェタ、エセキエル・ブスケッツ、マクシミリアーノ・アラウージョ

    MF:ニコラス・アセヴェド、フアン・マヌエル・サナブリア、フランシスコ・ジネラ、マルティン・バリオス

    FW:トーマス・チャコン、サンティアゴ・ロドリゲス、エミリアーノ・ゴメス、ブライアン・ロドリゲス、フアン・マヌエル・ボセーリ、ニコラス・シアッパカッセ、ダーウィン・ヌニェス

  • Tom Dele-BashiruGetty

    ナイジェリア

    監督:パウル・アイグボグン

    注目選手:イコウウェム・ウティン

    U20アフリカ選手権では4位に終わり、期待外れだったが、ポーランドにたどり着いたアフリカ諸国のチームの中では、ナイジェリアがおそらく最強であるとみなされている。

    中でも注目は、大会後にマッカビ・ハイファへ移籍することになっているサイドバックのイコウウェム・ウティンと、マンチェスター・シティ所属のMF、トム・デレ=バシルである。

    メンバー

    GK:デタン・オグンダレ、オラワレ・オレマデ、ジョナサン・ザッカラ

    DF:バレンティン・オゾンワホール、アリウ・サラウーデン、イゴー・オグブ、イコウウェム・ウティン、モハメド・ラビウ、ジャミル・ムハンマド

    MF:エンナムディ・オフォボー、エレトゥ・ピーター、アヨトミワ・デレ=バシル、キングスリー・マイケル、エフィアム・マックスウェル、アニエケメ・オコン、コリンズ・ソル

    FW:ジェローム・アダムズ、チヤニ・ムハンメド、ヘンリー・オフィア、チノンソ・エメカ、サクセス・マカンジュラ

  • Khaled Mohammed Saleh QatarGetty

    カタール

    監督:ブルーノ・ミゲル

    注目選手:アンドリ・シヤンプトラ

    今年のアジアカップでフル代表が優勝し、3年後に迫ったワールドカップの開催国であるカタールは、今大会も、来る2022年に向けて世界を驚かせるチャンスを生かしたいと熱望している。

    U20ワールドカップには4度目の出場であり、インドネシア生まれのアンドリ・シヤンプトラに期待が集まっている。

    メンバー

    GK:マルワン・バドレルディン、シハブ・マムドゥーフ、サラー・ザカリア

    DF:ナシル・ピーア、アーメド・アル・ミンハリ、ユーセフ・アイマン、ホマーム・アハマド、バハー・マムドゥーフ、アーメド・スハリ

    MF:ユスフ・アブドゥリサグ、ナセル・アル・ヤジディ、アリ・マロラル、カレド・ムハンマド、アブドゥルラー・サーイ、アブダッラ・ナッセル、ハシム・アリ、ムハンマド・ワード、アーメド・ヤセル

    FW:イーサ・アハマド、アブドゥルラシード・イブラヒム、アンドリ・シヤンプトラ

  • Andriy Lunin UkraineGetty Images

    ウクライナ

    監督:オレクサンドル・ペトラコフ

    注目選手:アンドリー・ルニン

    ウクライナはこの大会にこれまで3度出場しているが、ベスト16以上に進んだことがなく、今大会はそれ以上の成績が出せる可能性の高いグループに入ったことで、実現できなかった場合のショックは大きいものになるかもしれない。

    レアル・マドリー所属のキーパー、アンドリー・ルニンは、サンティアゴ・ベルナベウでの成長が著しく、多くの注目を浴びており、DFのビタリー・マイコレンコは、すでにディナモ・キエフのトップチームでデビューを果たしており、レギュラーの座を獲得している。

    メンバー

    GK:アンドリー・ルニン、ヴラディスラフ・クチェルク、ドミトロ・リズニク

    DF:ヴァレリー・ボンダル、オレクサンドル・サフロノフ、デニス・ポポフ、ビタリー・マイコレンコ、ヴィクトル・コルニイエンコ、ダニロ・ベスコロヴァニンイ、ユクイム・コノプリア、イゴール・スヌルニチュン

    MF:マクシム・チェク、ヘオルヒーイ・ツィタイシュヴィーリ、オレクシー・カクロフ、セルヒー・ブレツァ、クリロ・ドリシュリウク、ミコラ・ムソリティン、オレクシー・カシュチュク

    FW:ヴラディスラヴ・スプリアハ、ダニョロ・シカン、デニス・ウスティメンコ

  • Tim Weah USMNT England 11152018Catherine Ivill

    アメリカ

    監督:タブ・ラモス

    注目選手:ティム・ウェア

    予選8試合で全勝したアメリカは、2017年大会の準々決勝進出という成績を上回ることができそうだ。4度目のワールドカップとなるタブ・ラモス監督は、監督として栄冠にたどりつく夢を抱いていることだろう。

    強力な中盤の先頭にいる、パリ・サンジェルマン所属のストライカー、ティモシー・ウェアは、すでにフル代表に選出されており、セルティックへのレンタル移籍から戻ったばかりである。

    メンバー

    GK:C.J.ドス・サントス、デイビット・オチョア、ブレイディー・スコット

    DF:セルジーノ・デス、クリス・グロスター、アブバカル・ケイタ、マーク・マッケンジー、マシュー・リアル、クリス・リチャーズ

    MF:エドウィン・セリロ、クリス・ダーキン、リチャード・レデズマ、アレクシス・メンデス、パックストン・ポマイカル、ブランドン・セルバニア

    FW:アヨ・アキノラ、コンラッド・デ・ラ・フエンテ、ユーレシーズ・ラネス、ジャスティン・レニックス、セバスティアン・ソト、ティム・ウェア

  • Amine Gouiri Francia U20Getty

    フランス

    監督:ベルナール・ディオメド

    注目選手:ムサ・ディアビ

    フル代表に続き、今夏のU20ワールドカップの優勝候補に挙げられているフランスは、ベルナール・ディオメド監督が、才能あふれる選手たちの中から、ポーランドで起用する選手たちを嬉しい悲鳴をあげながら選んだ。

    ディフェンスでは、ボルシア・ドルトムント所属のCB、ダン=アクセル・ザガドゥーと、アーセナルが注目するウィリアム・サリバがコンビを組み、その後ろをフィオレンティーナの背番号1、アルバン・ラフォンが守る。前線ではパリ・サンジェルマン所属の若きスター、ムサ・ディアビと、リヨン所属のストライカー、アミーヌ・グイリの得点力が期待されている。

    メンバー

    GK:ディディエ・デプレ、アルバン・ラフォン、イラン・メスリエ

    DF:トマ・バジラ、ニコラ・コッツァ、ブバカル・カマラ、エヴァン・ヌディカ、ウィリアム・サリバ、サンブー・シソコ、ダン=アクセル・ザガドゥー

    MF:ユスフ・フォファナ、エンツォ・ロイオディチェ、イブライマ・ディアッロ、ブバカリ・ソマレ、ミカエル・クイザンス

    FW:ヤシン・アドリ、ムサ・ディアビ、ムサ・シラ、アミーヌ・グイリ、ナビル・アリウィ、レニー・ピントール

  • Fode Konate MaliGetty

    マリ

    監督:マムトゥ・ケイン

    注目選手:ママドゥ・トラオレ

    現在のアフリカチャンピオンであるマリは、ニュージーランドでの2015年のワールドカップを3位で終えており、再び世界に衝撃をもたらすことが期待される。

    フル代表に選出されたランス所属のMF、シェイク・ドゥクレはいないが、他にも才能ある選手が大勢おり、レッドブル・ザルツブルクの三羽烏、ウスマン・ディアキテ、モハメッド・カマラ、セク・コイタの他、司令塔のママドゥ・トラオレがいる。

    メンバー

    GK:カルカリファ・クリバリー、ユースフ・コイタ、スレイマン・クリバリ

    DF:アルナウド・コナン、ドリサ・ディアラ、フォード・コナテ、バボー・フォファナ、クレメント・カヌーテ、アブドゥライ・ディアビ

    MF:ウスマン・ディアキテ、モハメッド・カマラ、ママドゥ・トラオレ、サンブー・シソコ、ママドゥ・サマキ、ボバカル・トラオーレ

    FW:ハディ・ドラメ、エル・ビラル・トゥーレ、ボバカル・コンテ、ママディ・ディアッラ、ラッサナ・ヌディアエ、セク・コイタ

  • Ernesto Guerrero Panama

    パナマ

    監督:ホルヘ・デリー・バルデス

    注目選手:サイード・ディアス

    快挙とは言えないまでも、野球が圧倒的な人気を誇るパナマにとって、ワールドカップ初出場を果たしたことは素晴らしいことである。

    ロシアでW杯デビューを果たしたフル代表の選手たちに感化された若き世代は、再び世界最高峰の大会にたどり着き、さらにその上を狙おうとしている。今回のチームは、パナマサッカーが継続して発展していくためのスタートなのだ。

    マッカビ・テルアビブ所属のFW、エドゥアルド・ゲレーロと、LAギャラクシーII所属のMF、アーネスト・ウォーカーは、すでにフル代表で出場経験があり、プレ大会の親善試合2試合では、得点はならなかったものの、なかなかの攻撃を見せていた。

    さらに、フィラデルフィア・ユニオンの期待の星であるサイード・ディアスが中心となって、相手に攻撃的なプレッシャーをかけることができそうであり、強固な守備も対戦相手を苦しめそうだ。

    メンバー

    GK:マルコス・アレン、エメルソン・ディマス、ケビン・モスケラ

    DF:ロドルフォ・ロドリゲス、ギレルモ・ベニテス、マニュエル・ガンボア、ジョルジ・メンデス、ケビン・モスケラ、ソイェル・トレホス、ジーサス・ウェスト

    MF:エドガー・カニングハム、カルロス・ハーベイ、アーネスト・ウォーカー、ビクトル・グリフィス、アンヘル・オレリエン、カルロス・カートン、ヨハニ・ウェルヒ、ディエゴ・ヴァランタ

    FW:サイード・ディアス、エドゥアルド・ゲレーロ、トーマス・ロドリゲス、アクセル・マクケンジー

  • U19 Saudi Arabia U19 Hàn Quốc Chung kết giải U19 châu Á 2018AFC

    サウジアラビア

    監督:カレード・アル・アトヴィ

    注目選手:トゥルキ・アル・アマル

    サウジアラビアのファンは、アジア選手権優勝を果たしたU20のチームに、ポーランドでの活躍を大いに期待をしており、特に2018年のアジア最優秀若手選手に選ばれたトゥルキ・アル・アマルが、中心的な役割を果たすとみられている。

    サウジアラビア生まれの監督がメジャー大会で指揮を執ることは珍しく、カレード・アル・アトヴィ監督には、2018年のW杯ロシア大会での惨敗を忘れさせてくれるような手腕が期待されている。

    クラブレベルでは多くのサウジアラビアのチームが躍進しているが、フル代表レベルではまだまだであり、選手たちは今大会で成功し、国内のクラブを足掛かりにして稼ぐか、国内外のビッグクラブへの夏の移籍につなげることをもくろんでいる。

    目標は準々決勝進出で、フランス、マリ、パナマとグループステージを戦うことを考えると、達成は可能であると思われる。

    メンバー

    GK:モハメド・アル=ドーサリー、ナウワーフ・アル・ガームディー、アブドゥルラフマン・アルシャマリ

    DF:カリファ・アルドウサリ、ナルフ・アルマス、モハメッド・アル・ナーサル、モハンメド・アル・シャンキート、ムハンナド・アル・シャンキティ、アリ・マラシ、ハッサン・トムバクティ

    MF:トゥルキ・アル・アマル、マンスール・アル・ビーシー、フィラス・アル・ガームディー、ハーミド・アル=ガームディー、カリッド・アル・ガナム、ファライ・アル=グシャヤン、オマル・アル=ジャダーニ、ヤヒア・アル=ナイェー、アブドゥルモーセン・アル・カータニ、アル・サリーム、ハジム・アル・ザフラニ、イブラヒーム・マフナシー

    FW:フィラス・アル・ブライカン、サフィ・アル=ザクラティ

  • Argentina U20Getty

    アルゼンチン

    監督:フェルナンド・バチスタ

    注目選手:ゴンサロ・マローニ

    12年前のカナダ大会で優勝したアルゼンチンは、今年のU20南米選手権で準優勝し、今大会も再びタイトル獲得を目指せる選手たちを有している。

    注目選手は司令塔のゴンサロ・マローニ。インテルとACミランの双方から熱視線を送られている逸材である。他に、ボカ・ジュニアーズ所属のミッドフィルダー、アグスティン・アルメンドラもナポリから声をかけられており、セリエAへの移籍は時間の問題だろう。

    メンバー

    GK:マヌエル・ロッフォ、ホアキン・ブラスケス、ジェロニモ・ポートー

    DF:マルセロ・ウェイガント、ファクンド・メディナ、ファクンド・ムラ、マクシミリアーノ・セントゥリオン、ネウエン・ペレス

    MF:クリスティアン・フェレイラ、サンティアゴ・ソーサ、アグスティン・アルメンドラ、ゴンサロ・マローニ、ファウスト・ベラ、フランシスコ・オルテガ、アニバル・モレノ、ペドロ・デ・ラ・ベガ

    FW:フリアン・アルバレス、エセキエル・バルコ、アドルフォ・ガイチ、アグスティン・ウルシ、トマス・チャンカライ

  • Portogallo U20Getty

    ポルトガル

    監督:エリオ・ソウサ

    注目選手:ジョッタ

    非常に将来性豊かなジョアン・フェリックスは、数カ月前からフル代表入りしてU20には参加していないが、ポルトガルは今大会で優勝候補の一つであり、昨年のフィンランドでのU19ヨーロッパ選手権に続く優勝を狙っている。

    注目選手は、ベンフィカ所属のジョッタであるが、その相棒のストライカー、ラファエル・レオンも、フランスのリールでブレイクを果たしており、この夏、エヴァ―トンへの移籍が取りざたされている。

    ポルトガルの現チームは「黄金世代」と呼ばれており、ベンフィカの中盤コンビである、フロレンティーノとジェドソン・フェルナンデスや、ブラガ所属のウィング、トリンコンは、今後目の離せない選手となるに違いない。

    メンバー

    GK:ジオゴ・コスタ、ジョアン・バージニア、ルイス・マシミアノ

    DF:ディオゴ・レイテ、ジオゴ・ケイロス、フランシスコ・モウラ、ジオゴ・ダロト、ロメイン・コレイア、ルベン・バイナグル、ティエリー・コレイア

    MF:フロレンティーノ、ジェドソン・フェルナンデス、ミゲル・ルイス、ヌノ・エンリケ、ヌーノ・サントス

    FW:トリンコン、ジョッタ、メサケ・ジュ、ペドロ・アウヴェス・コレイア、ペドロ・ネト、ラファエル・レオン

  • Lyle Foster & Lebo Mkhuma, South AfricaBackpagepix

    南アフリカ

    監督:タボ・セノン

    注目選手:ライル・フォスター

    今年早々のアフリカU20ネイションズ・カップ2019で3位になってポーランドへ乗りこんできた南アフリカは、ポルトガル、アルゼンチン、韓国と同組となり、上位進出や優勝は難しい国の一つとみられている。

    タボ・セノン監督率いる南アフリカが決勝トーナメントに進出するチャンスをつかむには、1月にモナコと契約したエースストライカーのライル・フォスターが活躍することが必要だろう。

    メンバー

    GK:クレカニ・クベカ、コパノ・トゥンツァネ、グレン・バータイス

    DF:タボ・モロイサネ、モレボグ・モディゼ、キーナン・エイブラハムズ、ギヴモア・フペ、キーナン・フィリップス、フェジル・グキャバ、スブシソ・マビリソ

    MF:シフェシーレ・ムヒゼ、プロミス・ムフマ、オズウィン・アポリス、ルーク・ル・ルー、ジャブロ・ブロム、ルユヴォ・フェワ、コバメロ・コディサン

    FW:レオ・テタニ、ジェームス・モニャネ、ライル・フォスター、タクガロ・レシャベラ

  • Kang-In Lee ValenciaGetty

    韓国

    監督:チョン・ジョンヨン

    注目選手:イ・カンイン

    ポーランドでの活躍が大いに期待されている韓国には、バレンシア所属の若きスター、イ・カンインがおり、チョン・ジョンヨン監督には、他のチームは望むべくもない未知の要素がある。

    MFのキム・ジョンミンは、レッドブル・ザルツブルクのセカンドチームであるFCリーフェリングで活躍しており、今大会で名をあげることが期待されている。ただし、バイエルン・ミュンヘン所属のウィング、チョン・ウヨンの不在は大打撃であろう。

    メンバー

    GK:リー・グァン・ヨン、パク・ジミン、チェ・ミン・ス

    DF:ファン・テヒョン、イ・ジェイク、イ・ジソル、キム・ヒョヌ、イ・ギュヒョク、キム・チュソン、イ・サン・ジュン、チェ・ジュン

    MF:キム・ジョンミン、イ・カンイン、ゴ・ジェヒョン、パク・テジュン、チョン・ホジン、キム・セ・ユン

    FW:チョン・セジン、オ・セフン、オム・ウォンサング、チョ・ヨンウク