- レスター戦で決勝ゴール
- 現行契約は今季限り
- キャラガーの持論とは?
Getty/GOALA=アーノルドはもう起用すべきじゃない?リヴァプールOB「もし来季に向けてコミットしていないなら…」
アレクサンダー=アーノルドは20日、プレミアリーグ第33節のレスター戦で途中出場から決勝点をマーク。リヴァプールをプレミアリーグ制覇まであと一歩に迫る重要な勝利に導いている。
しかし、現行契約は今季限り。すでにレアル・マドリーと個人条件面で合意に至っていると伝えられているが、本人は試合後も将来については口を閉ざした。
Getty Images Sportそんなアレクサンダー=アーノルドについて、リヴァプールOBキャラガー氏が『スカイスポーツ』で持論を展開。26歳DFの穴を埋めることは不可能だとしつつも、将来へ向けた移行プロセスを進めるべきだと主張している。
「彼の代えはいないよ。彼がプレミアリーグで最も話題になるサイドバックである理由は、唯一無二だからだ。君(マイカー・リチャーズ)は彼の守備について言及したが、確かにトップレベルのサイドバックが守備が弱点だと批判されることはほとんどないね。だが、彼はボールを持った時のプレーが特別だ。4~5年前にも言ったが、ケヴィン・デ・ブライネがサイドバックでプレーしているようだね。試合の流れを一変できる。だからこそ、代わりはいないよ」
「リヴァプールは、彼の創造性を補う必要がある。それは右サイドバックからではなく、中盤や左ウイングで埋める必要があるかもね。チームはそうやって進化しないと」
「そして右サイドバックに入るのは、コナー・ブラッドリーだ。彼はトレントを見て『ああなりたい』と思ってはダメだ。アンディ・ロバートソンの全盛期のように、真のサイドバックとして上下動して、攻撃参加やクロスを供給するプレーが求められる。リヴァプールのサイドバックは、そういうプレーが好まれるよ」
「トレントの代えはいないので、その考えは捨てないと。そしてリヴァプールは……もしトレントが来季に向けてコミットしていないなら、試合に出るべきではないと思うよ」
一方で同じく出演したマイカー・リチャーズは、キャラガーの主張に反論している。
「リヴァプールはクラブとして、誰かの送別会を開くためにあるわけじゃない。来季の準備が必要だというのは理解できる。完璧にね。少年時代からこのクラブのために長年貢献し、リーグ優勝が目前に迫る中、彼にもう少し出場してもらって『よくやった』と伝えたいだけだ」
「重要なのは、コナー・ブラッドリーという若手がいること。経験を積むために必要なプロセスの一部だ。私やギャリー・ネヴィルも経験したよ。『トレントの送別会』じゃない。むしろ『ブラッドリーが来季、毎週プレーする選手として適任かどうかを評価する』ということだよ。考えないといけないのは『ブラッドリーがファーストチョイスになるのか?』や『ファーストチョイスの右サイドバックを獲得し、ブラッドリーと競争させるのか?』だよ。したがって、レスター戦のように試合に勝つために必要ならば、トレントを起用すべきだ」
Getty Images Sport残り5試合となった中、2位アーセナルに13ポイント差をつけたアーセナル。プレミアリーグ制覇まで残り3ポイントと迫っており、アーセナルが23日のクリスタル・パレス戦に敗れればその時点で、もしくは27日のトッテナム戦で勝利すれば優勝が確定する。

