【まとめ】一目瞭然。先週の欧州リーグで起こったこと11選

優勝争いは終わったのか？ リヴァプールには成長痛がつきものだった——1万人の新戦力を獲得すれば当然のことだ——だが、ここまでとは予想できただろうか？ エティハド・スタジアムは本当に戦いづらい場所だ。リヴァプールはライバルの本拠地に赴き、ただただ崩れ去った。3-0というスコアはマンチェスター・シティを過大評価しているかもしれない。だが、これほど重要な試合において、この結果であればかなり厳しい評価となってしまう。

そして、もう一つの側面がある。ペップ・グアルディオラは日曜の夜、自身1000試合目の指揮を執った。今回の勝利はこれ以上ないほど圧倒的なものだった。 リヴァプールの不調にもかかわらず、シティは圧倒的な攻撃意欲と意図に満ちた見事なプレーを見せた。アーリング・ハーランドが沈黙する中、主導権を握ったのはジェレミー・ドク。彼は7回のドリブルを成功させ、リヴァプール守備陣を翻弄し、大胆なゴールで試合を決めた。これでシティは優勝争いに加わる可能性が出てきた。

土曜日の結果は、2003年以来となるプレミアリーグ初優勝を目指すアーセナルにとって後退だったのか？ このまま苦戦が続けばそうなる可能性もある。サンダーランドは最初から難敵だった。スタジアム・オブ・ライトはこうした局面で輝きを放ち、ブラックキャッツは今シーズン絶好調のスタートを切っている。 しかしアーセナルはこの局面で奮起できなかった。力任せに試合から締め出され、正直なところ2-2の引き分けで逃げ切れたのは少し運が良かった。過去ならこうした試合は落としていたはずだ。この昇格チームとのアウェイ戦で引き分けたことは、勝ち点1を稼いだような気分にさせる。

サンダーランドのダン・バラードについて。このセンターバックはアーセナルの新時代を担う存在となるはずだった。12年間にわたりガナーズのユース組織に所属し、長期にわたり守備陣の要となる準備が整ったセンターバックの典型だった。 しかし多くの選手同様、彼は時機を逃してステップアップできなかった。バラードはサンダーランドに移籍し、センターバックらしい方法で古巣を打ちのめした。自ら1得点を挙げ、もう1点をアシストし、ロスタイムには驚異的なブロックで勝ち点1を守り抜いた。今シーズン最高の個人パフォーマンスだったかもしれない。

マンチェスター・ユナイテッドはそれほど悪くはない。彼らは2-2で引き分けた週末のトッテナム戦で、欠陥はあるものの、最終的には個性的なパフォーマンスでそれを証明した。彼らはリードし、追い上げ、そして最終的にはアウェイで1点を獲得した。本来なら負け試合だったことを考えると、これはかなり良い結果と言える。 確かに、まだ長い道のりだ。だが、ジム・ラトクリフ卿はルベン・アモリムに 3 年間の猶予を約束している。この時期に多少の改善が見られているのはポジティブな材料だ。

弱いチームに勝つ必要なんてあるのか？ミランは最近、見事に自滅し続けている。パルマ戦で勝利すれば、代表戦期間を前にセリエA首位に立つ余裕を持てたはずだ。彼らはアウェイで2-0とリードし、順調に試合を進めていた。ところが、軽率な失点を2つ許し、さらに終了間際の決定機を2度も逃すという自滅劇を演じた。彼らはセリエAの優勝争いを自ら楽しいものにしてしまっている。

今シーズンのインテルは不振だ。ここ数カ月、まったく良いプレーを見せていない。チャンピオンズリーグ決勝で敗れた後、スター選手であるラウタロ・マルティネスがメディアを通じてチームメイトを批判した。チームは崩壊寸前に見えた。しかし、不思議なものだ。彼らはかなり不振だったにもかかわらず、ラツィオに2-0で勝利し、今ではリーグの首位に立っている。

シャビ・アロンソ革命はまだ本格的には始まっていない。マドリディスタにとっては、全体的に言ってかなり悲惨な一週間だった。まず、チャンピオンズリーグでリヴァプールに敗れ――しかもその様子はかなり惨めなものだった。そして今度は、要塞とも言えるバジェカスに乗り込み、ラージョ・バジェカーノと退屈なスコアレスドローに甘んじた。 さらに、ロッカールームの大物選手たちが不満を抱えているという報道もある。

パリジャンは秋になると常にベータテストモードに入る。基本的に数カ月かけて調整を重ね、シーズン序盤の荒波を乗り切り、春には完璧に機能する機械へと磨き上げられる。昨年はこの手法が勝利の方程式となった。途中いくつかの紆余曲折はあったが——。今年も同じパターンを繰り返しているようだ。先週末のリヨン戦ではジョアン・ネヴェスの95分の決勝弾が必要だったが、少なくともこれでリーグ・アンの優勝争いはしばらく続くことになった。彼らは2位のマルセイユを2ポイント上回り、首位に立っている。

バルサはここ数週間、奇妙な状況に陥っていた。エル・クラシコでは惨敗し、チャンピオンズリーグではクルブ・ブルッヘと引き分けた。したがって今週末は、自信を取り戻すための、穏やかな勝利が必要だった。 6点もの狂乱の試合結果はどうだろう？ セルタに4-2で勝利したことは、彼らが望んだ結果ではないだろうが、少なくとも勝利を収め、ロベルト・レヴァンドフスキが3得点を挙げたことは良い兆候だ。

ついに起きた…バイエルン・ミュンヘンも少しは弱点があるようだ。確かに引き分けで完敗ではないが、ブンデスリーガでようやく危機の一端を味わった。しかも劇的な展開を演じたのはバイエルン側で、ハリー・ケインが90分にゴールを決め、強固なユニオン・ベルリン相手に土壇場の引き分けを死守した。彼らが今季に勝ち点を落としたのは、この試合が初めてだ。