インザーギ監督にアル・ヒラルが接触中？記者が解説「提示額は2500万ポンド。優先はインテル残留だが…」

2021年からインテルの指揮を取り、セリエA優勝を含む数々のタイトルを獲得してきたシモーネ・インザーギ監督。チャンピオンズリーグでも過去3年間で2度決勝に進んでいるが、いずれも敗戦。31日のパリ・サンジェルマンとの決勝では、0-5と大敗を喫した。

それでもインザーギ監督の手腕は世界中で高く評価されており、今夏には複数クラブの接触が伝えられている。特にサウジアラビアの強豪アル・ヒラルは、高額なオファーを準備していることが伝えられている。

将来に注目が集まる中、チャンピオンズリーグ決勝直後にインザーギ監督が語っている。

「今はこの質問に答えられない。私はあなた方（記者団）へのリスペクトでここに来た。スポール面の観点から傷ついているし、将来について話すのは適切なタイミングではない。非常に失望している。昨年7月から58試合か59試合を戦い、この決勝戦まで辿り着いたんだ。今、私の将来について話すのは不適切だ。何度も言うが、非常に失望している」

「今季タイトルを獲得できなかったことは、これから話し合うだろう。多くのケガにも見舞われたが、選手たちはベストを尽くした。この選手たちは誰とも交換したくない」

著名記者タンクレディ・パルメリ氏は、『talkSPORT』でインザーギ監督の状況について分析。アル・ヒラルのオファーを解説している。

「彼の優先事項はインテル残留だ。だが、アル・ヒラルは2500万ポンドの2年契約を提示した。ニューカッスルとトッテナムも接触している。金銭面でアル・ヒラルと競争できるクラブはない。だがプレミアリーグは常に魅力的だ。インザーギは昨夏にリヴァプール、10月にマンチェスター・ユナイテッドのオファーを断っている」

「彼の優先はインテルですが、まだ決まっていない。火曜日に経営陣と話し合い、移籍市場に関して保証を求める予定だ。過去4年間、彼は適切なサポートを受けていない。移籍市場のサポートが欠けているにもかかわらず、彼は1億8000万ユーロを調達したんだ。奇跡的な仕事だよ。それでも、彼は常に『負ければ私が責められる。すべての大会で戦うための適切なツールを、適切な移籍市場を与えてほしい』と主張している」

なおインテルは、この後クラブ・ワールドカップに参加予定。モンテレイ、浦和レッズ、リーベルプレートと対戦する。