エヴァートンがダイチを解任！ベインズ氏とコールマンが暫定的に指揮へ

今季の成績不振を受け、エヴァートンは53歳のショーン・ダイチの解任を決定。ダイチ監督のグディソン・パークでの時代に幕を下ろした。クラブは木曜日にFAカップ3回戦でピーターボロと対戦するが、その試合はレイトン・ベインズ氏とシェイマス・コールマンが指揮を執ることになる。

エヴァートンはダイチ監督の解任について声明を発表した。

「エヴァートン・フットボールクラブは、ショーン・ダイチがファーストチームの監督としての職務を即時解任ことを確認します。イアン・ウォーン、スティーブ・ストーン、マーク・ハワード、ビリー・マーサーもクラブを去ることになった。新たな監督を任命するプロセスは進行中であり、詳細は後日発表する。それまでU-18チームの監督を務めるレイトン・ベインズとクラブキャプテンのシェイマス・コールマンが暫定的にファーストチームを指揮する」

昨年、ダイチ監督はフランク・ランパード監督の下でプレミアリーグ19位に低迷していたエヴァートンを降格危機から救うために招聘。元バーンリー監督の就任は即座に効果を発揮し、2022-23シーズン最終戦でボーンマスを相手に重要な1-0の勝利を収め、残留を決めた。続くシーズンでは2度のポイント減点処分を受けながらも、チームを降格圏から大きく引き離し、その粘り強さと戦術的アプローチが高く評価された。だが、今シーズンは主力選手の移籍と怪我の影響でより厳しい状況となっていた。

今シーズンはアマドゥ・オナナが夏の移籍市場で退団したことで困難なスタートを切ることに。さらにCBのジャラッド・ブランスウェイトの長期離脱が重なり、チームの守備に脆弱性が生まれた。ダイチ監督がチームの安定化に努めたにもかかわらず、ピッチでの結果は伴わず、監督へのプレッシャーが高まることに。加えて、フリードキン・グループによるクラブ買収で、彼の立場はさらに精査の対象となっていた。

ダイチ監督は自身の在任期間と直面した課題についてこう振り返っていた。

「ここは奇妙な状況だ。一方では、勝利を積み重ねることができない中で『なぜもっと勝てないのか？』と言われ続けている。大きな視点で見ると『私は自分の役割を非常に誇りに思っている。私だけではないが、それを非常に誇りに思っている』と言えるよ。それは今後、ここでの私の将来がどうなろうとも決して変わることはないよ」

エヴァートンの当面の焦点は、今夜グディソン・パークで行われるピーターボロとのFAカップ3回戦となる。カップ戦の後、トフィーズは水曜日のアストン・ヴィラとのプレミアリーグの試合に向けて準備を進める。