6月頭に行われたUEFAカンファレンス・リーグ決勝戦、フィオレンティーナとの激戦を見事に制して優勝を成し遂げたウェストハム。その試合でキャプテンマークを巻いたデクラン・ライスは、下部組織時代から過ごした愛するクラブにタイトルをもたらし、新たなチャレンジへと向かうことが濃厚だ。
2018年に結んだ現行契約は残り1年で、クラブの契約延長オファーを断り、今夏の移籍は決定的。バイエルン・ミュンヘン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せたが、最終的にはマンチェスター・シティとアーセナルの一騎打ちになった。そして昨季の首位と2位チームによる争奪戦は、どうやらアーセナルに軍配が上がったようだ。
移籍金1億ポンド(約182億円)+ボーナス500万ポンド(約9億円)での取引成立は間近に迫っている。だがここどもう一度考えたいのは、「ライスは本当に1億500万ポンドを費やす価値のある選手なのか?」ということだ。今回はそれを分析していく。
文=マット・オコナー・シンプソンズ




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