5年間で公式戦出場ゼロ。レアルがレイニエルの契約解除を検討

レイニエルは2020年1月にフラメンゴからレアル・マドリーに加入したが、トップチームの公式戦に出場したことが一度もない。代わりに4度のレンタル移籍を経験。ドルトムント、ジローナ、フロジノーネ、グラナダでプレーしたが、強い印象を残すことはできなかった。2026年まで契約が残る中、獲得に名乗りを上げるクラブが見当たらないため、『AS』によると、クラブは完全に関係を断つ準備を進めているようだ。

レイニエルの場合は、クラブが再編成を行っている時期と重なっているのも問題だ。シャビ・アロンソ新監督は今夏に数人の新戦力を獲得し、ベテラン選手たちを放出。限られたスカッドの枠と明確な将来性がない中、レイニエルを保持することはレアルにとって長期的価値をもたらさず、クラブはレイニエルをBチームに戻すことも望んでいない。

レイニエルはかつてブラジルの最も有望な才能の一人と見なされ、レアルはわずか18歳の彼に3000万ユーロ（約51億6000万円）を支払った。ただ、注目を集めたにも関わらず、彼はレアルのどの監督からも信頼を得ることができず、ほとんどの時間をベンチで過ごした。シャビ・アロンソ監督のコーチングスタッフでさえ彼の役割を見出せず、スペイン人監督は今夏にブラジル人選手を手放したいと考えている。

今後、数週間でオファーを提示するクラブが現れなければ、レアルはレイニエルとの契約を早期解除する準備ができているようだ。そうなると、22歳のレイニエルはフリーで退団し、他の場所で出場機会を見つけることができる。選手とクラブの両者が、移籍市場が閉じる前に状況を解決することを望んでいるとのことだ。