チャンピオンズリーグ決勝が28日に行われ、リヴァプールとレアル・マドリーが対戦。『GOAL』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
決勝で顔を合わせるのは4シーズンぶりとなった両者。前半からリヴァプールが押し込みながら、マドリーが耐えると59分にヴィニシウス・ジュニオールが先制点を奪う。これが決勝点となり、通算14度目の優勝を果たした。
この試合、『GOAL』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場25分以上の選手が対象
Gettyチャンピオンズリーグ決勝が28日に行われ、リヴァプールとレアル・マドリーが対戦。『GOAL』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
決勝で顔を合わせるのは4シーズンぶりとなった両者。前半からリヴァプールが押し込みながら、マドリーが耐えると59分にヴィニシウス・ジュニオールが先制点を奪う。これが決勝点となり、通算14度目の優勝を果たした。
この試合、『GOAL』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場25分以上の選手が対象
(C)Goal4-3-3でチアゴ、ファビーニョが先発に復帰。左サイドにはルイス・ディアスが抜擢。
getty守備機会は数えるほどで、セーブ数はなんと「0」。逆サイドのクルトワとは対照的な90分間に。
gettyボールを失った回数も多かったが、積極的に高い位置をとって攻撃に参加。得意のクロスはわずかにずれるシーンが多かった。失点時には一瞬ヴィニシウスのマークを外してしまったのは痛恨。
gettyジョエル・マティプではなく、自身が先発した意味を示した。ヴィニシウス・ジュニオールとの1対1にも後手を踏まずしっかりと対応。高い身体能力を活かした見事なパフォーマンスだった。
Getty世界最高のDFとして安定感あるパフォーマンス。相方のコナテほどのインパクトはなかったが、大きな問題はきたさず。
getty逆サイドのアーノルドほど高い位置に顔を出すシーンは少なかった。守備で苦しむシーンもなかったが、インパクト不足は否めない。
getty18日ぶりの実戦とは思えない安定感。チーム最多のタッチ数を記録し、リヴァプールのポゼッションを下支えした。
Getty主将として2度目のビッグイヤーを狙ったが、惜しくも及ばなかった。頼れる3トップにボールを供給し続けたが、実を結ばず。
getty出場した時間内でチーム最多のタッチ数を記録。復帰戦で得意のチェンジオブペースでリズムを作ることはできたが、決定的な変化を生み出すことはできなかった。
Getty1試合で9本ものシュートを記録。それも決定機と呼べる類のシーンもあり、相手がクルトワでなければ複数点を奪っていたはず。ひとつ歯車が噛み合えば、この日の主役は彼だった。
getty前半最大の決定機では、21分に体を最大限にひねってニアサイドに強烈なシュートを放った。これもクルトワだからこそ得点とならなかったもの。少々不運ではあった。
getty歴戦の猛者が集う中、初の決勝の舞台はほろ苦い結果に。出場した時間までで、ボール関与数は攻撃陣で最少。試合に影響を与えることはできなかった。
gettyサイドには張り付かず、精力的に動いてチームにリズムを生み出そうとした。69分にはヘディングで折り返し、サラーの決定機も演出。
Getty Images負傷明けのファビーニョ、チアゴを起用して一定の成果を得た。しかし、ルイス・ディアスはやや気負っていた印象もあり、ビッグマッチでの経験豊富なディオゴ・ジョタやロベルト・フィルミーノでも良かったのかもしれない…。
(C)Goalレアル・マドリーはダヴィド・アラバが復帰。右サイドにはフェデ・バルベルデを起用した。
Getty Images文句のつけようがないマン・オブ・ザ・マッチ。前半から度重なる決定機を阻止し、記録したセーブ数は「9」。サラーの左右両足のシュートでの決定機も防ぎ、天敵として立ちふさがった。「僕が一番だってことは、他の人に言われなくてもわかっている」と傲慢にも思える言葉を残す男はピッチ上でその価値を示し続ける。
gettyルイス・ディアスのスピードに苦しめられるシーンもあったが、経験値で対応。時にはファウルも使い、ベテランらしい粘り強い守備を見せた。
getty身を挺してゴールを守るシーンもあったが、サラーのマークを外すなど危ない場面も。クルトワに救われた面も少なからずあった。
getty復帰戦となったが、大きな問題なく勝利に貢献。ベンゼマへのフィードでチャンスを演出するシーンも。
gettyサラーを相手にやや劣勢。攻撃参加はほとんどせずに自陣での対応に追われた。その影響もあり、パス成功率はチームトップ(97.2%)。
getty中盤の番人としてタイトにスペースを埋め続けた。大きな見せ場があったわけではないが、デュエル数「16」、空中戦「5」と、文字通り戦い続けて無失点勝利に貢献。
Getty Imagesカゼミロ、クロースよりも攻撃的な役割を求められたが、飛び出していった回数に対してボールに関与できた回数が比例せず。だが、栄華を知る中盤トリオは鉄板だった。
(C)Getty imagesボールを握られたこともあり、影響力は限定的に。それでも、パス数83、成功率92.8%はさすがのスタッツ。この日は守備で戦う姿も見せた。
getty守備的なウイングという独自のタスクを完遂。自陣のハーフエリアを守り、カルバハルとともにルイス・ディアスを完封した。さらに、結果的にヴィニシウスの決勝ゴールをアシストしてみせた。
(C)Getty Images大会得点王だが、この試合ではシュートは0。ほとんどゴール前でチャンスは作れず、タッチ数も限定的だった。それでも、大会15ゴールを挙げ、14度目の優勝の立役者だ。
Getty Images得意のドリブルはリヴァプール守備陣に阻まれることが多かったものの、ワンチャンスを生かした得点は見事。今季の決定力改善を象徴するような試合でシーズンを締めくくった。
Getty Images信頼できる11人を選択し、リード後は大きな交代も行わず通算4度目のCL制覇を成し遂げた。アンチェロッティのマドリーらしい試合巧者ぶりを発揮し、狙い通りの勝利だったのではないだろうか。