- チェルシーに敗れたパリ・サンジェルマン(PSG)が補強を検討中
- 最大で7選手を獲得したいと考えている模様
- PSGがラファエル・レオンとヴィクター・オシムヘンに注目
AFPチェルシーに完敗のPSG、7選手の補強を計画か…強化したいポジションは?
パリ・サンジェルマン(PSG)の素晴らしいシーズンは苦い結末を迎えた。クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たした中、日本時間14日に行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)決勝でチェルシーに3-0での完敗を喫した。この警鐘を鳴らすゲームに、PSGの関係者は、夏の移籍市場を真剣に見直す時が来ている。現時点では、新しい選手の獲得は行われていない。しかし、現在7人以上の補強が検討されており、状況が急速に変わる可能性があるという。
Getty Images Sportフランス『レキップ』によると、PSGは来シーズンを前にこの夏の移籍市場で大きく動く可能性があるという。同クラブは、ジャンルイジ・ドンナルンマが予期せぬ形で退団しない限り、ゴールキーパーのポジションの補強は優先していない。ただ、イタリア人ゴールキーパーはまだ契約延長に合意しておらず、マンチェスター・ユナイテッドはこの状況を注意深く見守っているという。一方でチェルシーは彼の獲得を諦めたと報じられているようだ。
守備陣では、新たなセンターバックとして2人をターゲットにしている模様。度々、名前が挙げられるボーンマスのウクライナ代表DFイリア・ザハルニーは、6000万ユーロ(約103億4000万円)でPSGに加入するとみられている。また、ルーカス・ベラルドが退団する場合、左利きの代役がすぐに求められる。中でもミラン・シュクリニアルが退団間近であることや、プレネル・キンペンベやリュカ・エルナンデスの序列が低いと見られているため、この問題は重要視されている。
PSGはアクラフ・ハキミとヌーノ・メンデスの信頼できるバックアップが不足しているため、サイドバックのポジション強化も検討している模様。中盤では、ジョアン・ネヴェス、ファビアン・ルイス、ヴィティーニャが引き続き中心を担うが、クラブはヨシュア・キミッヒのようなより成熟した選手を加えたいと考えているという。ただ、同選手はバイエルンと契約を延長したため、選択肢としては除外されており、クラブは同選手のようなプレーヤーを市場で探しているようだ。
スポーツディレクターのルイス・カンポス氏は攻撃的なオプションを模索中。彼のリストのトップには2つの名前があり、2024-25シーズンはナポリからガラタサライにレンタル移籍していたヴィクター・オシムヘン、ミランのラファエル・レオンをピックしているという。ガラタサライはオシムヘンの完全移籍での獲得へ積極的にアプローチしているも、まだ何も決まっておらず、PSGは最後まで候補に残すようだ。
AFP夏の移籍市場の締め切り日まで6週間以上残っている中で、ナセル・アル=ケライフィ氏がルイス・エンリケの積極的な補強を支援することが期待されている。PSGは2週間後にプレシーズンを開始し、来季の最初の試合は重要なものとなる。8月13日にUEFAスーパーカップ決勝でトッテナムと対戦する。

