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マン・C×リヴァプール、超豪華布陣の合同ベスト11。天王山の選抜メンバーは?
(C)Getty Imagesゴールキーパー:アリソン(リヴァプール)
40試合:27クリーンシート
今回の天王山では二人の素晴らしいGKが相まみえる。アリソンとエデルソンは今季、プレミアリーグ3位のクリーンシート数の「12」を記録するアーロン・ラムズデール(アーセナル)をさらに「5」上回る最多17回をマーク。アリソンは全公式戦40試合の出場で27失点、エデルソンを上回る22回のクリーンシートを記録している。セービングを中心とした安定したゴールキーピングはもちろん、攻撃の起点としても機能。プレミアリーグ最高のゴールキーパーと言えるパフォーマンスを披露している。
(C)Getty Images右サイドバック:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)
36試合:2ゴール17アシスト
現代サッカー界において、世界最高の右サイドバックと言っていいだろう。すでにキャリアハイの17アシストを達成、シーズンごとに進化を続けている。特に今季は右サイドに張り出しているだけでなく、モハメド・サラーの位置を見て内側でサポートすることも。そこからのキックは正確無比で、ボールをミートさせる力は世界屈指だ。さらに右足だけでなく、左足で蹴ることも可能。ますます止められない選手となってきている。負傷の影響もあって離脱していたものの直前のベンフィカ戦で先発復帰しており、今回も問題なくスタメンに名を連ねるはず。カンセロとの主導権争いも試合の鍵となりそうだ。
(C)Getty Imagesセンターバック:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
40試合:3ゴール1アシスト
昨シーズンのリヴァプールと今シーズンのリヴァプールを比較すれば、ファン・ダイクがいかにチームの勝敗に影響を及ぼすセンターバックかがわかるだろう。前十字靭帯断裂の重傷から復帰したオランダ代表の主将は、新型コロナウイルス陽性の一時の離脱をのぞいてフル稼働し、ここまで40試合に出場。対人、空中戦、カバーリングといったディフェンダーとしてのスキルはもちろん、ビルドアップや統率力など、チームへの貢献度は計り知れない。プレミアリーグのみならず欧州全土においても屈指のセンターバックであることを証明し続けている。
(C)Getty Imagesセンターバック:ジョエル・マティップ(リヴァプール)
34試合:1ゴール2アシスト
マン・C最終ラインのリーダーであるルベン・ディアスが本来選ばれるべき存在だが、残念ながら負傷の影響で間に合わないことをペップ・グアルディオラ監督が明かした。とはいえ、リヴァプールのマティップも勝るとも劣らないパフォーマンスを継続している。常にフィットネスの懸念が付きまとう長身センターバックだが、今季はすでに公式戦34試合に出場し、安定感あるプレーでレギュラーポジションを確保。ファン・ダイクのベストパートナーとなっており、自身が出場した直近のリーグ7戦のうち6試合で無失点に貢献している。
(C)Getty Images左サイドバック:ジョアン・カンセロ(マンチェスター・シティ)
41試合:3ゴール8アシスト
昨季「カンセロ・ロール」という言葉が話題となったが、このポルトガル代表は現代サッカー界で唯一無二の存在だ。守備時のポジションはサイドバックであるが、ボール保持時に彼を捕まえることは非常に困難。周りの状況を把握しながらのポジショニングだけでなく、ボールを持った際にも何をするのかわからない。周りの度肝を抜くようなパスから鋭い突破にクロス、ミドルシュートと、対峙する相手を常に混乱に陥れる。対人守備で苦戦するシーンは何度か見受けられるものの、それを補って余りある活躍を続けている。
(C)Getty Images守備的MF:ファビーニョ(リヴァプール)
37試合:7ゴール1アシスト
リヴァプールの“番人”は、今季も絶好調。負傷者続出でセンターバックも務めた昨季とは異なり、中盤底にどっしりと構える彼の存在は、今季チームが復活した大きな要因の一つだろう。他に類を見ないコンパクトでハイラインな戦術は、彼やCB陣が相手の攻撃の芽をいち早く摘み取ってくれるからこそ成立している。また攻撃終了時のボール回収だけでなく、精度の高いサイドチェンジで展開を変えることも可能であり、ビルドアップ時にもしっかりとボールを引き取ってくれる。マン・Cのロドリも絶好調であり、どちらが中盤の主導権を握れるかにも注目だ。
(C)Getty Images攻撃的MF:ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
35試合:13ゴール8アシスト
今やマンチェスター・シティの「顔」となったベルギー代表。近年ケガや新型コロナウイルスの影響でややコンディション維持に苦労した時期もあったが、ピッチに立った際の影響力で彼の右に出るものはいない。常に周りの状況を頭に入れ、得意とする右のハーフスペースを中心に相手の嫌な場所に飛び込んで守備に穴を開けるほか、プレッシャーにいけない場所から必殺の右足で、一発で決定機を演出してしまう。フリーでボールを持たれた際に止めることは困難であり、リヴァプールとしては常に彼の位置を頭に入れながら試合を進める必要があるだろう。
(C)Getty Images攻撃的MF:ベルナルド・シウヴァ(マンチェスター・シティ)
マン・Cの関係者全員が、昨夏にこのポルトガル代表が退団しなかったことに安堵しているだろう。再びマン・Cでのモチベーションを取り戻したプレーメーカーは今季、公式戦40試合で10ゴール4アシストを記録。インサイドハーフ、ウイングとポジションを問わず常にボールに関与し、無尽蔵のスタミナを活かして攻守において躍動している。ひとたび試合に出れば最も計算できる選手の一人であり、ペップ・シティにおいてなくてはならないアクセントを付けている。
(C)Getty Images右ウイング:モハメド・サラー(リヴァプール)
38試合:28ゴール10アシスト
言わずとしれた世界最高のフィニッシャーの一人。鋭いカットインからの左足という明確なゴールパターンを持っており、細かいタッチとステップで数多のDFを苦しめてきた。スキルを使ってのドリブル突破や、シンプルなスピードを使っての仕掛けなど魅力を挙げれば枚挙にいとまがないが、武器をひとつ特筆するなら左足での高いキック精度。スーパーゴールを生み出すシュートはもちろん、ラストパスでもチャンスメイクできる。エジプト代表としては惜しくもカタール・ワールドカップ出場を逃し、中東で活躍を見られないことは残念この上ないが、彼の選手としての価値を落とすことはない。強豪相手にも少ないチャンスを活かす勝負強さを見せており、今季前半戦のマン・C戦では1ゴール1アシスト。エティハド・スタジアムでも“エジプトの王”が襲いかかる。
(C)Getty Imagesセンターフォワード:ディオゴ・ジョタ(リヴァプール)
41試合:20ゴール3アシスト
サラーやマネのような派手さはないが、ボックス内での恐さは引けを取らないだろう。3トップの中央だけではなく、両ウイングとしても機能する万能性も彼の魅力のひとつだ。推進力あるドリブル、献身性、ポジショニングなど様々な武器を持つが、特筆すべきはヘディング能力の高さ。178センチと上背はないものの、鋭い嗅覚とジャンプ力を生かしてゴールを陥れる。直近では、ポルトガル代表として出場した欧州予選プレーオフ準決勝のトルコ戦で巧みなヘディングシュートを決めてみせた。シティ守備陣が彼を見失えば、たちまち得点につながってしまうことだろう。
(C)Getty Images左ウイング:サディオ・マネ(リヴァプール)
38試合:15ゴール2アシスト
今季の復活のパフォーマンスを見せているラヒーム・スターリングも捨てがたいが、インパクトではマネに一日の長があるだろう。今季はここまで公式戦38試合で15ゴールをマーク。とりわけ、チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦やベンフィカ戦、プレミアリーグでのマンチェスター・シティ戦、アーセナル戦、チェルシー戦など重要な局面でのゴールが多く、勝負強さという点においてはサラーを凌ぐ。セネガル代表をカタール・ワールドカップに導いた29歳はまさにキャリアの絶頂期にあり、今回の天王山でもマン・Cにとって最も危険な選手の一人になるはずだ。
(C)GOAL合同ベストイレブン
GK:アリソン
DF:A=アーノルド、マティップ、ファン・ダイク、カンセロ
MF:ファビーニョ、デ・ブライネ、B・シウヴァ
FW:サラー、ジョタ、マネ
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