Alvaro Morata, Fernando Torres, Radamel Falcao, ChelseaGetty Images

チェルシーの“呪われた9番”。最後の9人は今どこで何をしているのか?

フットボールにおいて9番のユニフォームは一般的に最も求められるもののひとつで、エースストライカーに与えられる。

ロナウドやボビー・チャールトン、アルフレッド・ディ・ステファノといったレジェンドはクラブで9番を背負ってきた。しかし、チェルシーに関して9番は呪われたものとなっている。

2006年にオランダ人DFハリド・ブーラルーズが9番を背負って以来、この番号の選手はいずれも活躍できていない。フェルナンド・トーレスやアルバロ・モラタ、ゴンサロ・イグアインもその一人だ。直近ではタミー・エイブラハムも期待には応えられず、今夏にローマへと去った。

ここでは、チェルシーの過去の9人の背番号9と、現在の状況を見ていく。

  • Romelu Lukaku Inter 2020-21Getty Images

    1ロメル・ルカク

    ルカクは2011年に初めてチェルシーに加入。1年を過ごした後、次の2シーズンはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとエヴァートンにレンタル移籍いた。2017年から2019年まではマンチェスター・ユナイテッド、そして2019年から2021年まではインテルでエースとして活躍。そして、2021年8月にチェルシーに復帰した。

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  • Tammy Abraham Chelsea 2021-22Getty

    2タミー・エイブラハム

    チェルシーのユース出身のエイブラハムは、2016年にトップチームに昇格したが、すぐにブリストル・シティにレンタル移籍。また、ここ数年はスウォンジー・シティやアストン・ヴィラにもレンタル移籍してプレーしている。2019-20シーズンには18ゴールを挙げ、欧州カップ戦出場権の確保に貢献したが、次のシーズンにはティモ・ヴェルナーの加入などもあり、レギュラーの座を失った。

    2021年夏、3400万ポンドと言われる移籍金でローマに5年契約で移籍。しかしチェルシーは、6800万ポンドの買い戻し条項を契約に盛り込んでいる。

  • Gonzalo Higuain Chelsea 2019Getty Images

    3ゴンサロ・イグアイン

    アルゼンチン人ストライカーは、2019年1月にユヴェントスからのレンタルでチェルシーに加入し、半年間プレーした。2018-19シーズンの終わりに、再びイタリアへ。2020年には、デイヴィッド・ベッカムが所有するMLSのインテル・マイアミがイグアインを獲得し、現在もプレーを続けている。

  • Alvaro Morata Chelsea 2018-19Getty Images

    4アルバロ・モラタ

    モラタは2017年に5年契約・移籍金7000万ポンドでチェルシーに加入。しかし、1シーズン半後にアトレティコ・マドリーにレンタル移籍し、2019年1月に移籍金5800万ポンドで移籍が決まった。

    2020年、ユヴェントスにレンタル移籍し、2021年夏にはユーヴェがレンタル契約をさらに1年延長した。

  • HD Radamel Falcao ChelseaGetty Images

    5ラダメル・ファルカオ

    ファルカオは2015年にASモナコからチェルシーに長期レンタルで加入。プレミアリーグでは11試合に出場してわずか1ゴールという不本意なパフォーマンスに終わった。2019年にガラタサライに移籍し、現在もトルコで活躍を続けている。

  • Fernando Torres presentation Chelsea

    6フェルナンド・トーレス

    2011年1月にリヴァプールからチェルシーに5000万ポンドで移籍したが、当時のプレミアリーグ移籍金記録だった。2015年までチェルシーでプレーし、契約最終年にはACミランにレンタル移籍した。その後、古巣であるアトレティコ・マドリーに移籍し、3シーズンを過ごした。

    プロキャリアの最終年にJリーグのサガン鳥栖でプレーし、2019年に引退。2021年7月、トーレスはアトレティコ・マドリーのU-19の監督に就任した。

  • Franco Di Santo Chelsea 2008Getty

    7フランコ・ディ・サント

    2008年にチェルシーに加入したが、1シーズンを過ごした後、ブラックバーンへとレンタル移籍した。2010年にはウィガン・アスレティックに移籍。現在は、アルゼンチンのトップリーグ、サン・ロレンソでプレーしている。

  • Steve Sidwell ChelseaGetty

    8スティーヴ・シドウェル

    このイングランド人MFは、チェルシーで1シーズンだけプレーし、9番のシャツを着ていた。退団後、アストン・ヴィラに移籍し、その後フラムやストーク・シティといったクラブでプレー。ブライトンで2シーズンを過ごした後、2018年に引退した。

    引退後はブライトンのユースコーチ、クラブアンバサダーとして活動している。

  • Khalid Boulahrouz of ChelseaGetty

    9ハリド・ブーラルーズ

    2006年にチェルシーに入団したオランダ人DFは、1シーズンプレーした後、セビージャに1シーズンのレンタル移籍。しかし、半年後の2008年1月にはチェルシーへと復帰した。2008年にはシュトゥットガルトへ移籍した。

    フェイエノールトでキャリアの最後のシーズンを過ごした後、2015年にプロサッカー選手を引退。最近では、AZのU-18チームのアシスタントコーチとして活動している