- マンチェスター・シティは困難な時期を迎えている
- ユヴェントス戦ではさらに苦い敗戦を喫することに
- カペッロ氏が苦戦するグアルディオラ監督を批判
Getty Imagesカペッロとディ・カーニオがペップの決断とアプローチを批判「あまりにも傲慢で自惚れている」
何が起こったのか?
マンチェスター・シティは、チャンピオンズリーグ第6節でユヴェントスに0-2で敗れ、直近10試合で7敗目を記録した。この低迷により、最近ではグアルディオラ監督のリーダーシップについて激しい議論が巻き起こることに。『スカイスポーツ・イタリア』で解説者として出演した元イングランド代表監督のファビオ・カペッロ氏とパオロ・ディ・カーニオ氏も、グアルディオラ監督の決断とアプローチを批判している。
Getty Images Sportカペッロ氏の言葉
カペッロ氏は、グアルディオラ監督の戦術面における選択が選手を力づけるよりも自身の才能を際立たせることに動機づけられていると自身の見解を明かした。
「グアルディオラは優れた監督だが、あまりにも傲慢で自惚れている。時には、自分が勝者であることを証明したいがために、重要な選手を大事な試合から外し、トロフィーを失ったこともある。それは、私から見れば、スポットライトとチームの功績を自分から奪おうとする試みだった」
この批判は2021年のチャンピオンズリーグ決勝に遡る。そこでグアルディオラ監督は、ロドリとフェルナンジーニョの両選手を先発から外し、イルカイ・ギュンドアンを守備的ミッドフィールダーとして起用するという驚くべき決定を下した。この決定は広く批判され、マンチェスター・シティはチェルシーに0-1で敗れたことで、ファンや解説者はグアルディオラが「考えすぎた」と非難した。
全体像
マンチェスター・シティの苦戦は戦術的な誤りだけではない。GKエデルソンも最近のパフォーマンスが厳しい批判にさらされている。彼の致命的なミスは、2週間前のエティハド・スタジアムで行われたチャンピオンズリーグ第5節フェイエノールト戦でも起きており、今回もドゥシャン・ヴラホヴィッチのヘディングを自らのゴールに押し込むという失態を犯してしまった。
これについてディ・カーニオ氏は「エデルソンは才能があるが、あまりにも傲慢で、純粋に自信過剰と見せびらかしたいがために、こうしたミスを犯している。圧力をかけられた時にバックヒールを試みるようなね」と述べると、カペッロ氏もその意見に同調。エデルソンを「失敗」と呼び、グアルディオラ監督に対し、彼が集中力と謙虚さを取り戻すまで控えにするよう促した。
補足情報
ユヴェントス戦での敗戦により、マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグの順位で危うい状況に置かれている。現在22位で、大会から完全に脱落する可能性のわずか1ポイント手前にいる。16チームの自動出場権はほぼ確実に失われ、グアルディオラ監督のチームはプレーオフ出場を確保するため、残りのグループステージの試合で圧倒的な成績を残す必要がある。次のチャンピオンズリーグは、1月にパリ・サンジェルマンとのアウェイゲーム、その後クラブ・ブルッヘとホームで戦う予定だ。
AFP今後は?
チャンピオンズリーグに注目を戻す前、マンチェスター・シティはさらに重要な課題に直面する。それがマンチェスター・ダービーだ。ルベン・アモリム監督の下、マンチェスター・ユナイテッドはまだリズムを掴めていないが、マンチェスター・ダービーの激しさは常に形勢を覆す可能性があル。グアルディオラ監督はさらなる失望を避けるため、チームの弱点に取り組む必要がある。

