Liverpool FC v Real Madrid C.F. - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD4Getty Images Sport

ルーニーが古巣マン・Uの現状に警鐘。1月の補強を強く主張「今の状況は持続可能ではない」

  • ルベン・アモリム監督の下、マンチェスター・ユナイテッドはここ数ヶ月で復調の兆しを見せている。ポルトガル人指揮官は、新加入選手の適応とパフォーマンスの向上を促し、悲惨な結末に終わった2024-25シーズンの悪い流れを断ち切りつつある。

    現在、チームは5位チェルシーと同勝ち点で、得失点の差で6位に位置しており、チャンピオンズリーグ出場権獲得を十分に狙える位置にいる。しかし、相次ぐ負傷者の発生が影を落としている。特にキャプテンであり大黒柱のブルーノ・フェルナンデスの離脱は致命的だ。1-0で辛勝したニューカッスル戦でも、アモリム監督のチームは選手層の薄さを露呈し、戦力的に枯渇している様子が浮き彫りとなった。

    ルーニー氏はこの選手層の脆弱さが、過酷なプレミアリーグの順位争いにおいて命取りになると危惧している。

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  • Wayne Rooney 2025AFP

    土曜夜、『BBC』の『マッチ・オブ・ザ・デイ』に解説者として出演したルーニー氏は、古巣のパフォーマンスを厳しく批判した。 

    「正直に言って、今の戦いぶりを見ていると心配になる。監督はフォーメーションを4バックに変更した。それは多くのファンが望んでいたことだ。無失点で終えたのは事実だが、守備が落ち着いているようには見えなかった。特に後半、ニューカッスルに一方的なプレッシャーを許していた」

    さらにルーニー氏は、ベンチメンバーの構成についても言及した。

    「トップ4を争うためには、即戦力の補強が不可欠だ。若手がチャンスを得るのを見るのは素晴らしいことだが、それには適切なタイミングというものがある。今の状況は決して持続可能ではない。ブルーノという大きな損失を埋める選手が必要だ」

    また、ホームでの戦い方についても苦言を呈している。

    「ニューカッスル戦のポゼッション率はわずか33%だった。オールド・トラフォードに足を運ぶファンが求めているのは、主導権を握り、クロスやシュートが飛び交うエンターテインメントだ。結果として勝利する方法は見つけたが、内容は貧弱だったと言わざるを得ない」

  • アモリムがマンチェスター・ユナイテッドの1月移籍計画を明かす

    一方のアモリム監督は、冬の移籍市場での場当たり的な補強には消極的な姿勢を崩していない。適切な人材が確保できない限り、現在のスカッドで「苦しむ」ことも辞さない構えだ。

    アモリム監督は先週、補強方針について次のように述べている。 

    「1月になったからといって、緊急事態のように闇雲に動き、過去に何度も繰り返されたような過ちを再び犯すわけにはいかない。クラブには長期的な計画がある。解決策は見つけなければならないが、我々はあくまでその計画を継続するつもりだ。現時点での苦戦は覚悟している」

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  • Manchester United v Newcastle United - Premier LeagueGetty Images Sport

    現在のマンチェスター・Uは、まさに満身創痍のような惨状だ。フェルナンデスに加え、センターバックの主軸であるマタイス・デ・リフトとハリー・マグワイアを欠き、メイソン・マウントもニューカッスル戦で負傷退場を余儀なくされた。さらに、ブライアン・エンベウモ、アマド・ディアロ、ヌサイル・マズラウイの3名がアフリカ・ネーションズカップ参戦のため離脱している。

    その結果、ニューカッスル戦のベンチにはジャック・フレッチャーやタイラー・フレドリクソンといったアカデミー所属の若手選手が並び、交代出場を果たす状況となった。

    1月の移籍市場に向け、マンチェスター・ユナイテッドはジェームズ・ガーナーやコナー・ギャラガーといったMF陣に関心を示しているとされる。また、アダム・ウォートンやエリオット・アンダーソン、カルロス・バレバらも長期的なターゲットとしてリストアップされている模様だ。

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