ニューカッスルがヴラホヴィッチを獲得？ストライカー争奪戦に新展開か

イタリアメディア『コリエレ・デッロ・スポルト』と『トゥット・ユーヴェ』によると、ユヴェントスはドゥシャン・ヴラホヴィッチの高額な年俸要求が負担となっており、クラブは彼を放出することで財政的負担を軽減したいと考えているようだ。ミランがヴィクトル・ボニフェイスの獲得に成功した後、ヴラホヴィッチへの関心を取り下げたため、ユヴェントスはニューカッスルからのオファーに期待しているとのことだ。

アレクサンデル・イサクがリヴァプールへの移籍を完了した場合、ニューカッスルは緊急で後釜を必要とすることになる。そこで現在、ヴラホヴィッチが候補に浮上。ユヴェントスは移籍期間最終日にオファーが来た場合、このチャンスを活用したいと考えているようだ。

ユヴェントスはヴラホヴィッチを放出しようと努力しているが、このストライカーの状況は単純ではない。現在25歳のヴラホヴィッチは、今シーズンまで続く契約期間の終了までクラブに残りたいという意思を断固として表明。『ラジオ・スポルティーヴァ』で、ジャーナリストであるファビアナ・デッラ・ヴァッレ氏は、ヴラホヴィッチのプロフェッショナルな態度と将来への明確な野心について語った。

「彼はロッカールームで大きな問題を抱えていないと言わなければならない。なぜなら、彼は常にトレーニングでプロフェッショナルだったし、今でもそうだから。ちなみに、トゥドル監督もそう言っていた。数日前、ネクスト・ジェン戦でファンからブーイングを受けた時も、彼はチームメイトから好かれるような人物だ。ユヴェントスに対して、彼も代理人も明確だった。彼らはユヴェントスでの最後のシーズンで契約上得る権利のある1200万ユーロ（約20億6000万円）を稼ぎたい、それが当然だと言った。つまり、彼は去りたくない、契約が切れるまで残りたいのだ。そして彼はまだ高い野心を持っている。例えば、プレミアリーグは彼が行きたい目的地だし、もしかしたらレアル・マドリーとスペインかもしれない」

ニューカッスルは、カラム・ウィルソンがクラブを去り、イサクの退団の可能性が迫る中、実績のあるゴールスコアラーの確保に努力している。だが、時間は残り少なく、ヴラホヴィッチを獲得したいなら迅速に行動する必要があるかもしれない。彼らは既にブレントフォードのストライカー、ヨアン・ウィッサへの4000万ポンド（約79億5000万円）のオファーを断られており、クラブにとって事態はさらに複雑になっている。

ヴラホヴィッチがイタリアに留まりたいという決意は明らかですが、特にニューカッスルからの有利な契約が提示されれば、最終的にはプレミアリーグの魅力に心が動くかもしれません。ニューカッスルはチャンピオンズリーグの出場権も提供できるため、最終的に彼らに有利になる可能性があります。イサクのリバプールへの移籍が市場にドミノ効果をもたらした場合です。