コヴェントリーでの成功を経て、チェルシーOBがランパードの三度目の就任を支持「決して言い切れない」

イングランド代表のレジェンドであるフランク・ランパード氏は、プレーヤーとしてチェルシーで13年間の思い出深いキャリアを過ごし、211ゴールを記録。プレミアリーグ3度の優勝とチャンピオンズリーグでは1度の優勝を果たした。ダービーで指導者としての基礎を築いた後、2019年にスタンフォード・ブリッジに監督として戻ってきた。

チェルシーでの監督時代は18か月続き、2021年1月まで在任した。ランパード監督は2023年4月、エヴァートンを去った数週間後、緊急の要請に応じて暫定監督として就任し、そのシーズン終了まで11試合を指揮した。だが、その間わずか1勝しか挙げられなかった。

ランパード監督はコヴェントリーで再出発を余儀なくされ、現在チームをチャンピオンシップのプレーオフ圏内に導いている。彼は名声を回復する方法を仲間の「偉大な選手」ウェイン・ルーニー氏に示したとされ、ウェストロンドンでのさらなる監督就任の可能性も排除されていない。

チェルシーOBのアンディ・タウンゼンド氏は、『OLBG』でランパード監督の再就任を支持した。

「最近のコヴェントリーの戦いぶりを見ると、フランク・ランパードは来年にはプレミアリーグにいるかもしれない。コヴェントリーはプレミアリーグで素晴らしい時期を過ごしてきた。私は何度も言っているが、偉大な元選手が成功裏に監督に転身するのを見るのが好きだ。プリマスでのウェイン・ルーニーやバーミンガムでの短期間の監督を見るのは好ましくない」

「彼は信じられないほどの選手だった。優れた選手が監督に転身し、影響を与えるのを見るのが好きだ。フランクがチェルシーに入った時、移籍禁止下で若い選手たちに頼らざるを得なかったことを覚えている。彼らは彼のリーダーシップの下で確実に成長した。彼がいた場所では、いつも上手くいったわけではないが、今のチームは素晴らしく、見ていて興奮する。地元の友人たちが毎週観戦しているが、本当に楽しんでいる。勝利だけでなく、観客も楽しんでいるのは素晴らしいことだ。フランクが成功を収めることを願っている」

タウンゼンド氏は将来についてもこう付け加えている。

「彼がチェルシーに戻るべきか？クラブとの関係を考えれば、常に大きな誘惑があるだろう。つまり、決して言い切れず、起こり得ることだ。しかし、彼の立場なら、今はそれを考えていないだろうし、確かに考えていないはずだ。もし起これば、その時になって対処するだろう。今は明らかに、フランクは成功した監督になりたいと思っており、以前の経験から多くを学んだという印象を受ける。現在コヴェントリーで構築しているものは、メッセージが伝わっている。それが機能している。選手たちも受け入れている。彼は楽しんでおり、チームは良いプレーをしている。彼の幸運を祈る。彼らは来シーズンにはプレミアリーグでプレーしているかもしれない」

ランパード氏は以前、ダービーをプレーオフに導いたものの、ウェンブリーでアストン・ヴィラに痛恨の決勝戦敗北を喫した。今回はそれを上回る成績を目指しており、現時点でチェルシーへの復帰は全く考えていない。