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「正直聞いたことがない。今必要なのは即戦力だが…」シュマイケル氏、古巣マン・Uの23歳GK補強を疑問視

  • マンチェスター・ユナイテッドの伝説的なGKであるピーター・シュマイケル氏は、今夏の古巣の補強について『Sky Bet』で持論を展開。GKエミリアーノ・マルティネスではなく、センヌ・ラメンスを獲得した判断を疑問視している。

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  • Everton v Aston Villa - Premier LeagueGetty Images Sport

    マンチェスター・Uは今夏、アンドレ・オナナを戦力外としつつ、新守護神の獲得に動いていた。そしてアルゼンチン代表守護神エミリアーノ・マルティネスとの交渉も伝えられていたが、最終的に23歳のベルギー代表GKセンヌ・ラメンスをアントワープから2100万ユーロで獲得している。

    しかし、シュマイケル氏は以下のように持論を展開した。

  • 「エミ・マルティネスを獲得すべきだったよ。もしくは、チャンスがある時にジャンルイジ・ドンナルンマを獲得すべきだった。マルティネスはすべてが揃っており、本当に良いニュースだと思っていた。まさにマンチェスター・Uに必要なタイプのGKだからね」

    「彼は最高レベルで実力を証明している。基本的なことをすべて見事にこなすだけでなく、それ以上に真のリーダーシップを発揮する。ストライカーに二度考えさせるようなタイプのGKだ。その存在感は極めて重要だよ。財政的な理由で契約が破談になったと聞いたときは、本当に残念だった」

    「ラメンスについては、正直に言うとこの話が出るまで全く知らなかった。スタッツ面では、ヨーロッパトップ10リーグでも素晴らしいことは知っているよ。でも、それはベルギーで5位に終わったチームでのものだ。PKを8回中4回セーブしたようだが、スタッツだけに基づいて選手を獲得するのは危険だと思っている」

    「スタッツは、ミスした後の反応やマンチェスター・Uでのプレッシャーにどう対処するかを示すものではない。あのプレッシャーは、フットボール界でも他に類を見ない。ラメンスは史上最高の補強になる可能性もあるとはいえ、現時点では将来を期待した補強という感じだ。それは今のユナイテッドが必要としているものではない」

    「マルティネスと同時に獲得していたなら、完璧な判断だっただろうね。実績のあるワールドカップ王者を正GKに、そのバックアップである才能ある若手GKを育成する……という形ならね」

  • SOCCER JPL CPO D8 KAA GENT VS ANTWERP FCAFP

    マンチェスター・Uの次戦は20日、ホームでチェルシーと対戦する。ラメンスもこの試合デビューを飾る可能性がある。