ASモナコ、ドルトムントをCL決勝に導いたテルジッチ監督の招聘を検討か

『レキップ』紙によると、モナコのオーナーであるドミトリー・リボロフレフ氏が、エディン・テルジッチ監督の代理人との交渉を自らしているようだ。

クラブは解任寸前と噂されるアドルフ・ヒュッター監督の後任として、テルジッチ氏を最有力候補と位置付けている。しかし、テルジッチ氏は個人条件に合意する前にモナコの提案を慎重に検討しているという。

ヒュッター監督は2023年夏にモナコへ加入し、フィリップ・クレマン前監督の後任となった。

クラブを2シーズン連続でUEFAチャンピオンズリーグに導いた功績により、今年1月に契約延長を果たしたが、2025-26シーズンの出だしは振るわず、CLでのクラブ・ブルージュ戦では1-4で敗戦。リーグ・アンでは5位に沈み、欧州ではいまだ未勝利の状態が続いている。

ヒュッター監督の立場は、継続する負傷者問題によってさらに悪化しており、これがミッドフィルダーのMFポール・ポグバの復帰を急ぐ要因となる可能性がある。

テルジッチ監督は、ブンデスリーガの強豪ボルシア・ドルトムントを率いて2023-24シーズンのCL決勝に進出した後、職を離れている。

決勝ではレアル・マドリーに敗れたものの、この実績にもかかわらず、ドルトムントがブンデスリーガで5位に終わったことを受けて退任した。

テルジッチ監督は1年間の休息を取った後、指揮官としての復帰準備が整ったと表明している。

モナコは、FIFAワールドカップ予選のためクラブサッカーが中断している今、できるだけ早くテルジッチ監督を説得する方針だ。

クラブは、シーズン再開後に同氏の就任がチームの状況好転につながることを期待している。