——まずはあらためて、2024シーズンLAギャラクシーの全米制覇おめでとうございます。
ありがとうございます。加入1年目で結果が出せて良かったです。2023年がウェスタン・カンファレンスで13位。その後のプレシーズンでもほとんど勝てず厳しいシーズンになるかなと思っていたんですが、自分も成長しながらチームもどんどん大きく強くなっていった印象です。
——2024シーズンをアメリカで過ごし、サッカーの違いなど体感されたかと思います。
川崎Fに4年いたなかで、「こうなったらこう動いてくれるでしょ」「自分がこう動いたらここに(パスを)出してくれるでしょ」という状況だったので、それを自分の中で壊したいという思いもありました。
それにすごく時間がかかりましたが、「こういうサッカーもあるんだな」といった感覚はいろいろな形で感じましたね。川崎Fではサイドバックに関してはすべて自由を与えられていました。でも、今のチームは「なぜここにいなければいけないのか」を説明されることもありますし、自分で「ああ、こういうことか」と考える面白さもありますね。
——かなり細かいのでしょうか。
やっぱり相手がどういうサッカーなのか、どういう選手がいるのかというところでポジショニングが決まってくるところもありますし、その中で自分が立つ位置を変えたりとか、すごく勉強にもなっています。
——自身の評価を高めていくシーズンにもなったようですね。
最初は「かなり迷惑をかけてしまっているな」と感じながらでしたが、シーズン途中から自分の役割を理解していくことで、慣れてきたという感覚を持てるゲームになっていきました。
——身体的に特長のある選手とのマッチアップも多いリーグかと思います。
自分で奪えなければいけないシーンとか、一人だけで守らなければいけないシーンもあります。そこには守備文化の違いもありますよね。Jリーグにいたときよりも、サッカー選手としての能力が試されるリーグだと感じています。
センターバックよりデカい選手がウイングにいたりしますし、アフリカ系の選手も多いですからね。日本ではあまりいない、逆サイドから点を奪うためにストライカーのような動きをしてくる選手も多いんです。いろいろなタイプの選手がいたので、すごく苦戦はしましたけれど、そこの駆け引き含めて成長できたとも思います。
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