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リオネル・メッシという“超人”。バルセロナでのゴール&アシスト数・スタッツ一覧
Getty/Goal compositeリオネル・メッシという“超人”
リオネル・メッシがバルセロナで達成した数々の偉業は、いつまでも消え去ることはない。彼が記録したゴール、アシストのすべてが印象的かつ驚異的な数字であり、その統計はもはや人類が成し得たものとは考えられないものだ。
今回我々はメッシという世界屈指のスターのこれまでのデータを集計。あらためてアルゼンチン人FWの凄みを振り返ってみる。(※データはOpta集計)
(C)Getty Imagesバルセロナでのスタッツ
メッシは、これまで出場したすべての公式戦において634ゴール・254アシストを記録している。バルセロナではのべ731試合をプレーしている。
全体として、メッシはバルセロナの888ゴールに関与していることになる。彼はフランク・ライカールト監督時代にデビューし、2005年5月1日にカンプ・ノウで初ゴールを記録。ここから“超人”の歴史がスタートするのだ。
コンペティション 試合数 勝 引 負 ゴール アシスト G+A ラ・リーガ 485 361 80 44 444 183 627 チャンピオンズリーグ 143 84 38 21 115 33 148 コパ・デル・レイ 75 51 13 11 53 30 83 スーペルコパ 19 9 4 6 14 5 19 UEFAスーパーカップ 4 3 0 1 3 2 5 クラブワールドカップ 5 5 0 0 5 1 6 TOTAL 731 513 135 83 634 254 888
Getty Images体制別のスタッツ
メッシは、ペップ・グアルディオラ体制で219試合211得点を記録している。これは他のどの体制よりも多い数字となる。一方でティト・ビラノバ政権下では、50試合で60ゴールをマーク。1試合あたり平均1.2得点の離れ業を成し遂げている。
監督 試合数 ゴール アシスト 1試合平均 ペップ・グアルディオラ 219 211 79 0,96 ルイス・エンリケ 158 153 66 0,97 エルネスト・バルベルデ 124 112 46 0,90 フランク・ライカールト 110 42 18 0,38 ティト・ビラノバ 50 60 15 1,20 ヘラルド・マルティーノ 46 41 14 0,89 キケ・セティエン 24 15 16 0,63 TOTAL 731 634 254 0,87
Gettyシーズン別のスタッツ
メッシは2011-12シーズンにキャリアハイとなる73ゴールを記録。アシストも最多の29を数え、いずれも個人記録を樹立している。
シーズン 試合数 ゴール アシスト 2004 - 2005 9 1 0 2005 - 2006 25 8 3 2006 - 2007 36 17 2 2007 - 2008 40 16 13 2008 - 2009 51 38 17 2009 - 2010 53 47 11 2010 - 2011 55 53 22 2011 - 2012 60 73 29 2012 - 2013 50 60 15 2013 - 2014 46 41 14 2014 - 2015 57 58 27 2015 - 2016 49 41 23 2016 - 2017 52 54 16 2017 - 2018 54 45 18 2018 - 2019 50 51 19 2019 - 2020 44 31 25 TOTAL 731 634 254
Getty年別のゴール数
メッシは2012年の1年間で79ゴールを記録。暦年における同プレーヤーの最多ゴール記録を達成している。
年 ゴール 2005 3 2006 10 2007 25 2008 20 2009 38 2010 58 2011 55 2012 79 2013 39 2014 50 2015 48 2016 51 2017 50 2018 47 2019 45 2020 16
Getty Imagesメッシに最も苦しんだライバル
79のチームがバルセロナの“超人”の魔法に苦しんだ。特にセビージャは39試合でメッシに37得点を奪われている。さらに、宿敵レアル・マドリー戦では26ゴールを記録。エル・クラシコにおける最多得点者となった。
対戦チーム ゴール セビージャ 37 アトレティコ・マドリー 32 バレンシア 28 レアル・マドリー 26 エスパニョール 25 オサスナ 24 ビルバオ 24 ベティス 23 レバンテ 22 エイバル 20 デポルティボ 20
(C)Getty Imagesゴールシチュエーション
数多くのゴールを決めてきたメッシ。そのなかでも最も多かったのは、得意の左足でのゴールだ。次点に右足が続いている。
シチュエーション ゴール 左足 522 右足 88 PK 75 FK 47 頭 22 体のその他 2
Gettyメッシに最も苦しんだGK
メッシに最も苦しんだゴールキーパーは、ブラジル人のジエゴ・アウヴェスだった。メッシには21ゴールを決められている。
ゴールキーパー 失点数 ジエゴ・アウヴェス 21 ゴルカ・イライソス 18 イケル・カシージャス 17 アンドレス・フェルナンデス 17 ディエゴ・ロペス 14 イバン・クエジャル 13 ロベルト・ヒメネス 13 アンドレス・パロップ 12 パウ・ロペス 12 トニョ 12 ルベン・マルティネス 11 マルコ・ドミトロヴィッチ 11 ドゥドィ・アワット 11 ヤン・オブラク 10 クラウディオ・ブラーボ 9 ティボー・クルトワ 9 ベト 9
Getty Imagesメッシを最も活かした選手
メッシのゴールを最もお膳立てした選手は、ルイス・スアレスの47だった。次点にダニ・アウヴェスが続く。もちろん、メッシとともに黄金期を築いたアンドレス・イニエスタやシャビ・エルナンデスもランクインしている。
アシスト選手 ゴール ルイス・スアレス 47 ダニ・アウヴェス 42 アンドレス・イニエスタ 37 シャビ・エルナンデス 31 ペドロ 25 ネイマール 22 ジョルディ・アルバ 21 イヴァン・ラキティッチ 19 セスク・ファブレガス 15 セルジ・ブスケッツ 14 アレクシス・サンチェス 12
Getty Imagesスタジアム別ゴール数
スタジアム別では、やはりカンプ・ノウでのゴール数が他を圧倒する。レアル・マドリーのサンティアゴ・ベルナベウで22試合15ゴールを奪っているのも興味深い。
スタジアム 試合数 ゴール数 1試合平均 カンプ・ノウ 358 373 1,04 サンティアゴ・ベルナベウ 22 15 0,68 ビセンテ・カルデロン 20 14 0,70 エスタディオ・デ・リアソール 8 13 1,63 エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン 16 12 0,75 メスタージャ 19 10 0,53 エスタディオ・シウダ・デ・バレンシア 10 10 1,00 エスタディオ・ベニート・ビジャマリン 11 9 0,82 コリセウム・アルフォンソ・ペレス 11 8 0,73 ソン・モイシュ 7 8 1,14 イプルア 6 8 1,33 Campo de Fútbol de Vallecas 5 8 1,60
Getty Images最もタイトルを獲得した選手
メッシは、バルセロナで合計34個のトロフィーを獲得している。長い歴史を築くバルセロナにおいても、メッシの獲得タイトル数は最多となる。
- ラ・リーガ:10回(2004-05、2005-06、2008-09、2009-10、2010-11、2012-13、2014-15、2015-16、2017-18、2018-19)
- チャンピオンズリーグ:4回(2005-06、2008-09、2010-11、2014-15)
- UEFAスーパーカップ:3回(2009、2011、2015)
- コパ・デル・レイ:6回(2008-09、2011-12、2014-15、2015-16、2016-17、2017-18)
- スーペルコパ:8回 (2005、2006、2009、2010、2011、2013、2016、2018)
- クラブワールドカップ3回:(2009、2011、2015)
Getty Imagesバルセロナでのキャリアハイライト
メッシのバルセロナにおける記録を紹介してきたが、最後にOptaによる数々の記録を紹介する。
- ラ・リーガで史上最多となる444ゴールを記録
- ラ・リーガにおいて14シーズン連続で、10ゴール以上を獲得した唯一の選手
- 2011-12シーズンに50ゴールを記録。これは1シーズンで最高のゴール数
- 2012年11月から2013年5月の間に、21試合連続ゴールを記録
- ラ・リーガでのキャリアで、37の異なるチームと対戦。これはラ・リーガ史上最多
- エル・クラシコ(26)、カタルーニャダービー(25)それぞれで最多得点を記録
- 欧州の同クラブにおいて、史上最年少で400ゴール(27歳300日)を達成
- ラ・リーガで最も多く勝利した選手(361勝)
- ラ・リーガの歴史で最もハットトリック記録(36回)
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