「多くのことを学んだ」EL決勝を控えるマウント、マンチェスター・ユナイテッドでの負傷の苦しみを語る

マウントは2023年にチェルシーから加入して以来、負傷によって苦しめられてきた。約2シーズンでわずか42試合に出場に留まっており、4ゴールしか決めていない。そのうちの2ゴールはUEFAヨーロッパリーグの準決勝セカンドレグでアスレティック・クラブを相手に決めたもの。マウントは負傷に関する困難について語っているが、ヨーロッパリーグの制覇によって困難なシーズンをポジティブに終えられるという自信を持ち続けている。

『BBC Sport』で「簡単ではなかった。それでも僕は非常に集中し続け、常に最終目標を頭に置いていた。良くなると常に感じていたし、何かが起きると思っていた。そして自分の瞬間がくると信じていた。もちろん、いまでは少し時間が経ってそれが実感できて、ゴールも試合全体も何度か見返した。僕にとってはすばらしい夜だったよ。本当にすべてがあっという間に進んでいたし、流れに乗っているような状態で、頭をクリーンにしていたら2ゴールを決めて、試合に勝ったんだ」

「常に簡単というわけではないよ。キャリントンで治療台に座っている日が何度もあり、トレーニングをしたかった。出場したい試合を観客として見ていたこともあったけど、それが現実だった。リハビリを続けて戻ろうと全力を尽くし、これらの瞬間から多くのことを学び、本当に感謝の気持ちが大きくなった」

トッテナムとのヨーロッパの決勝については「負けるのはつらい。ウェンブリーでかなりの数の敗北を経験し、それらは長く心に残っている。しかし、勝つと、その気持ちを理解し、常に勝利を望むようになる。どれだけ多くの仲間がこれを経験しているかはわからないが、僕はかなりの数の敗北を経験しており、その気持ちは味わいたくないよ」

「僕たちは敗北に近いと感じる。試合のあちこちの細かい部分、とくにプレミアリーグでの細かい部分だ。それが正しくないと、罰を受けることになり、時には壊滅的に陥る。僕たちはそれを修正する状態に近づいていると思うし、トロフィーを獲得すると、自信がさらに高まり、グループとしての一体感が強まる。僕たちは置かれた状況を理解しているし、グループとしてノイズを遮断しようとしているが、リーグの状況が十分でないことは知っている。リーグで起きていることを忘れるわけではないが、勝つことができれば、厳しいシーズンのポジティブな終わりとなるだろう」

22日に行われるUEFAヨーロッパリーグ決勝後、ルベン・アモリム監督のチームは2024-25シーズンの最終節でアストン・ヴィラと対戦する。