ギグス「ラッシュフォードとユナイテッドは決別すべき」

ギグスは、クラブと彼が明確な決別をすることが、双方にとって最善の選択となる可能性があると指摘している。ギグスはラッシュフォードに関して、アストン・ヴィラへのローン移籍以来、態度に明らかな変化が見られると見解。ラッシュフォードが、より喜びと自由を感じながらプレーしているように見えると指摘している。

リオ・ファーディナンドのポッドキャストに出演したギグスは次のように語っている。

「ユナイテッドにいる時、彼は幸せそうには見えなかった。今の方が幸せそうに見える。彼のデビュー時、私はクラブスタッフの一員として見ていた。リザーブチームの練習場へ歩いて行き、ルイと私が彼のことを見た」

「彼について少しは知っていた。だがいきなり、『バン、バン、バン』とゴールを連発したんだ。それが彼が残したインパクトだった」

「彼はそれこそ若手らしく、自由にプレーしていた。あの感じは今と全然違う。マーカスとユナイテッドのためには、別れるのが一番いいと思う。彼はどこかのチームで素晴らしい選手になるだろうが、それがどこかは分からない」

ラッシュフォードは2028年までユナイテッドと契約を結んでおり、クラブは現在、難しい決断に直面している。彼の価値が依然として比較的高いことから、完全移籍は多額の資金を調達する可能性がある。ただ、状況が変化した場合、ローン延長や復帰の選択肢も残されている。ただし、いずれの決断も双方の合意が必要に。ラッシュフォード側は、少なくとも6月中旬まで正式な交渉は行わないと明言。両者は特に夏の移籍市場が迫る中、状況を評価する時間を得ることになる。

ラッシュフォードの現在の最優先事項は、最高レベルの舞台でプレーすることだ。つまり、チャンピオンズリーグ出場権を獲得できるクラブへの移籍に焦点を当てている。しかし、ヴィラは今週、マンチェスター・シティに逆転負けを喫し、トップ5フィニッシュを目指すうえで打撃を受けた。それでも、ヴィラはチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性を残しており、5位のニューカッスルを2ポイント差で追走している。