Getty Images Sport昨夏、リヴァプールは3500万ポンド(約73億8000万円)の移籍金で合意し、グエーイは既にメディカルチェックまで済ませていた。しかし、クリスタル・パレスは5年契約を結ぶ予定だったグエーイの代役を確保できず、移籍を直前で阻止した。11月、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、移籍が破談になった経緯と今夏に契約満了を迎えるグエーイの1月の去就について心中を語った。
「マークを留める必要があった。なぜなら、我々にとって素晴らしいシーズンになるか、降格の危機にさらされるかの差は、5試合に勝てるかどうかにかかっているからだ。プレミアリーグの差は極めてわずかだ。マイケル(・オリーセ)やエベ(レチ・エゼ)、ウィルフリード(・ザハ)がいなくなったが、チームの根幹を崩さずにこれ以上の流出を続けるには限界がある」とパリッシュ会長は語っている。
また同氏は、移籍が叶わなかった失望を乗り越え、すぐに献身的な姿勢を見せたグエイを称賛した。「リヴァプールという巨大なクラブからのオファーに、彼が関心を持ったのは当然だ。しかし、彼はクラブの決定を受け入れ、残留に同意してくれた。今後の去就については、完全に彼が主導権を握っている。難しい決断だったが、留めたのは正解だったと確信している」
Getty Images Sport今週、クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督は、主将が今月中に退団することはないと改めて強調した。マンチェスター・シティはルベン・ディアスやヨシュコ・グヴァルディオルの負傷を受け、グエーイの動向を注視している。しかし、グラスナー監督は今のところ、グエーイがセルハースト・パークに留まることを明言している。
『Sky Sports』の取材に対し、指揮官はこう答えた。「マークは残ると思うが、もし本人が『去りたい』と言い、どこかのクラブが巨額の資金を投じるのであれば、パレスのようなクラブでは全ての選手に退団の可能性がある。会長は非常に高額な移籍金を要求するだろうが、現時点で彼が去りたがっているかは分からない」
1月の放出への懸念についても、グラスナー監督は冷静な姿勢を崩していない。「夏と同じように、オファーがクラブの納得する額であり、マークが行きたいと願えば、彼はもうパレスの選手ではないだろう。サッカー界ではどの選手にも価格があり、我々はピラミッドの頂点にいるわけではない。今の彼のプレーや練習での献身性、日々の会話を見れば、ファンは安心していていいと思う。ただ、サッカーに『絶対』はないがね」
グエーイは今季限りで契約が満了となるため、夏にはフリーエージェントとして引く手あまたの状態になる。レアル・マドリーやバイエルンといった欧州のビッグクラブも追跡しているとされる中、『The Mirror』はアーセナルが争奪戦に加わる準備ができていると報じた。
ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルは、昨夏にクリスチャン・モスケラやピエロ・ヒンカピエを獲得したものの、依然としてイングランド屈指のDFであるグエーイを高く評価。今月中に正式なオファーを出すのか、それともフリーになる夏まで待つのかは不明だが、クリスタル・パレス側を納得させるには、契約残りわずかとはいえ4000万ポンド(約84億円)規模の「破格のオファー」が必要になると見られている。
Getty移籍の憶測が飛び交う中、グエーイの焦点は直近の試合に向けられている。プレミアリーグで13位に沈むクリスタル・パレスを立て直すべく、土曜日に行われるFAカップ3回戦で下部リーグのマックルズフィールド戦に挑む。
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