Ederson Verbruggen Costa GFXGetty/GOAL

エデルソンの後継者候補6人:新守護神マンチェスター・シティが注目するのは?ブライトン&ユヴェントスGKら最新候補たち

1月に1億8000万ポンドを投じてチームの刷新を図ったマンチェスター・シティ。しかし、獲得が予想されたGKのポジションに選手が加わることはなかった。守護神エデルソンのパフォーマンスは上がらず、先日のノッティンガム・フォレストとの大一番でも対応のまずさは目立ってしまった。今季の彼がチームを失望させるのは初めてではなく、敗退したチャンピオンズリーグや11月のリヴァプール戦など、深刻な問題となっている。

現在いペップ・グアルディオラは、シュテファン・オルテガを含めて30歳を過ぎた2人のGKに信頼をおいていないように見える。昨夏にはエデルソンの移籍を止めた指揮官だが、すでに後継者探しに動いていることは『GOAL』の取材でわかっている。今回は、その後継者になりえる6人の候補を紹介する。

  • Diogo Costa Porto 2025Getty Images

    ディオゴ・コスタ(ポルト)

    昨夏のEURO2024のスロベニア戦、コスタは史上初めてPK戦で3連続ストップしたGKとして歴史に名を刻んだ。昨季にはチャンピオンズリーグのグループリーグでも3連続PKを記録しており、彼のショットストップ能力に疑いの余地はない。またフィード能力も高く、今季はポルトのキャプテン任命されるほどのリーダーシップを持っている。実際、昨夏にはシティとの関連も噂になっていた。

    だが、ポルトのアンドレ・ビラス・ボアス会長は昨夏、コスタを「クラブの最大の財産」とし、守護神を売りに出していないと宣言した。それでも、彼には7500万ユーロの契約解除条項が存在する。決して安くはないが、長期的に見れば間違いなくプラスだ。

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  • Bologna FC 1909 v LOSC Lille - UEFA Champions League 2024/25 League Phase MD5Getty Images Sport

    リュカ・シュヴァリエ(リール)

    今季のレアル・マドリー戦で5回のセーブを記録し、『レキップ』では「9/10」と異例の高評価を受けて一気に注目を集めたシュヴァリエ。夏のステップアップは確実視されており、すでにシティの接触も伝えられている。

    しかし彼にはバルセロナも関心を示しているため、争奪戦になる可能性が高い。だが、財政難に苦しむバルサとの入札合戦では、間違いなくシティが有利だ。

  • Michele Di Gregorio JuventusGetty

    ミケーレ・ディ・グレゴリオ(ユヴェントス)

    12月の直接対決でエデルソンがミスを犯した一方で、このイタリア代表GKはイルカイ・ギュンドアンのシュートを信じられない反応で止めてみせた。すべてペップの眼前で行われたことであり、そのポテンシャルは理解しているはずだ。

    現在27歳の彼は、インテルのアカデミー出身ながらトップチームでプレーできず、2022年にモンツァに完全移籍するまで下部リーグで4度にわたるレンタル移籍を経験。そんな苦労人だが、昨夏にレンタルでユヴェントスへとたどり着き、イタリア屈指のGKに成長した。大一番での勝負強さも光っており、シティでも問題なくやれるだろう。

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    バルト・フェルブルッヘン(ブライトン)

    超反応とボールプレーへの自信、プレミアリーグでの豊富な経験から、即戦力になることが期待できる逸材だ。2023年にはダビド・デ・ヘアの後継者としてマンチェスター・ユナイテッド移籍が噂されたが、彼らはアンドレ・オナナを選択。そして、その決断を後悔しているに違いない。

    フェルブルッフェンは3000万ポンドのリリース条項があると伝えられている。まだ22歳という年齢から、10年間はトップレベルで活躍できるはずだ。これ以上「お買い得」な買い物はないだろう。

  • Borussia Dortmund v LOSC Lille - UEFA Champions League 2024/25 Round of 16 First LegGetty Images Sport

    グレゴール・コベル(ボルシア・ドルトムント)

    シティがエデルソンのロングフィードの再現を期待しているならば、コベルも候補になるはずだ。196cmの長身と屈強なフィジカルだけでなく、正確無比なフィードも彼の大きな武器である。

    ドルトムントは今季ブンデスリーガで苦戦を強いられているが、コベルの評価は揺るぎない。そして本人はチャンピオンズリーグでプレーし続けるために、夏には移籍先を探す可能性が高いだろう。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが興味を示していると報じられているが、シティも彼を注視しておくのが賢明だ。

  • Marco CarnesecchiGetty

    マルコ・カルネセッキ(アタランタ)

    ディ・グレゴリオに並ぶイタリア最強のGKの1人。下部リーグで3年の修業を積んだあと、昨季アタランタのトップチームでその才能が開花。今季のチャンピオンズリーグでは、リーグフェーズ8試合の内5度のクリーンシートを達成し、その中にはアーセナルやセルティックも入っている。

    すべての能力が高水準だが、カルネセッキもまだ24歳。10年近くはトップパフォーマンスは期待できる。現時点ではそれほどライバルもいないからこそ、早い段階で接触すべき存在ではあるだろう。