プレミアリーグ史上最も熾烈な優勝争いを、最終節の劇的なゴールで達成した2011-12シーズンのマンチェスター・シティ。当時の所属メンバーは、現在どこにいて、何をしているのだろうか?“レジェンドチーム”を振り返る。※公式戦25試合以上出場選手が対象
GettyGoal
史上最も劇的な優勝を飾ったマンチェスター・シティ(2011-12シーズン) | メンバー | レジェンドチーム
Imago ImagesGK|ジョー・ハート|セルティック
下部組織出身で、複数のレンタルを繰返した後、2010-11シーズンから正守護神として活躍。クラブの歴史の一部を担った。しかし2016年にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任すると、ポジションを失うことに。イタリア挑戦などを経て、2021年夏からはスコットランドの名門セルティックでプレーしている。
GettyDF|マイカー・リチャーズ|引退
下部組織から2005年にトップチームデビューを飾ると、2014年までプレー。2度のプレミアリーグ制覇を経験した。2014-15シーズンはフィオレンティーナへレンタルされ、翌シーズンにアストン・ヴィラへと完全移籍。2019年に現役を退き、現在は解説者として活躍している。
Getty ImagesDF|ヴァンサン・コンパニー|引退
クラブ史上最も偉大なキャプテンの1人。10年以上に渡ってチーム黄金期を支え、その功績を称えて本拠地エティハド・スタジアムの前には銅像が建てられることになっている。2019年には古巣アンデルレヒトへプレイングマネージャーとして復帰し、2020年には監督業に専念することを発表した。
DF|パブロ・サバレタ|引退
2008年~2017年まで主力を務め、公式戦300試合以上に出場。クラブを代表する名サイドバックとしてファンに愛された。ウェストハム移籍後、2020年にスパイクを脱いだ。
GettyDF|ジョレオン・レスコット|引退
同シーズンにはリーグ31試合に出場し、コンパニーと共に鉄壁のコンビを組んだ名DF。マンチェスター・シティでは150試合以上に出場し、2014年に退団。2017年に現役を引退し、現在は解説者などを務めている。
Clive Mason/Getty ImagesDF|コロ・トゥーレ|引退
アーセナルで無敗優勝を達成した名DFは、2009年にマンチェスター・シティへ加入。若いチームに貴重な経験をもたらし、優勝に大きく貢献している。2013年にはリヴァプールへ移籍し、その後セルティックで現役を引退。現在はレスターでアシスタントコーチを務めている。
GettyDF|ガエル・クリシー|セルヴェットFC
アーセナルから2011年に加入し、2017年まで活躍。3度のプレミアリーグ制覇を経験した。その後はトルコへと渡り、2020年12月からはスイスへ活躍の場を移した。
GettyDF|アレクサンダル・コラロフ|インテル
強烈な左足を誇るフルバックは、2010年~2017年までマンチェスター・シティで活躍。公式戦200試合以上に出場し、タイトル獲得に貢献した。その後ローマへと渡り、現在はインテルに所属している。
GettyMF|ジェームズ・ミルナー|リヴァプール
2010年~2015年までマンチェスター・シティで活躍。CBとGK以外はほぼすべてのポジションでプレーするなど、圧倒的なユーティリティ性でチームを支えた。150試合以上に出場した後、リヴァプールへと移籍。現在もトップレベルで活躍している。
Getty ImagesMF|ヤヤ・トゥーレ|引退
クラブ最高のMFの1人。バルセロナでは守備的な位置で評価を高めたが、マンチェスター・シティでは攻撃力が爆発し、通算79ゴールを奪った。2018年の退団後はオリンピアコスや中国でプレーし、2020年に現役を引退。現在はロシアのアフマト・グロズヌイでアシスタントコーチを務めている。
Getty ImagesMF|ナイジェル・デ・ヨング|アル・シャハニア
MF|ナイジェル・デ・ヨング|アル・シャハニア
中盤の“潰し屋”として2年半活躍。バリーらと共に、豪華攻撃陣の後ろで相手の目を潰し続けた。なお、劇的優勝のシーズンには一度も退場していない。退団後はミランやMLS挑戦、トルコやマインツでもプレーし、2018年からカタールで現役を続けている。
Getty ImagesMF|アダム・ジョンソン|無所属
2012年にサンダーランドへ移籍するまで主力の一角を担うと、リーグ優勝やFAカップ制覇も経験した。しかし2015年、15歳の少女と性的関係を持った容疑でイギリス警察に逮捕。この一件でサンダーランドとの契約は解除となり、事実上の引退となった。なお、2019年3月に釈放されている。
GettyMF|ギャレス・バリー|引退
長きに渡ってプレミアリーグで活躍した名MF。2009年~2014年までマンチェスター・シティでプレーし、豪華攻撃陣を支え続けた。プレミアリーグ最多出場記録(653)を塗り替え、2019年に現役を退いている。
Getty ImagesMF|サミル・ナスリ|無所属
優勝したシーズンにおいては、クラブでも最高のMFの1人だった。2011年~2016年まで150試合以上に出場。その後はセビージャなどでも活躍したが、ドーピング違反で出場停止処分を受けるなどピッチ内外の問題でプレーから遠ざかる日々に。2019-20シーズンは元同僚コンパニー率いるアンデルレヒトに所属したが、1年で退団している。
Getty ImagesMF|ダビド・シルバ|レアル・ソシエダ
マンチェスター・シティがプレミアリーグを代表するクラブとなったのは、彼の存在によるもの。そう言っても過言ではないレジェンドだ。300試合以上に出場し、数々のタイトルを獲得。2020年、惜しまれつつ契約満了を持ってクラブを去った。
Getty ImagesFW|エディン・ジェコ|インテル
1年前に加入し、2011-12シーズンにはリーグ戦14ゴールをマーク。劇的優勝を決めた最終節でもゴールを挙げた。2015年まで活躍した後、ローマへと移籍。2021年夏には、前シーズンにセリエAを優勝したインテルへと引き抜かれた。
GettyFW|カルロス・テベス|無所属
宿敵ユナイテッドでチャンピオンズリーグ優勝を経験後、2009年からシティでプレー。優勝したシーズンは移籍志願や途中出場拒否、アルゼンチンへの無断帰国など大きな騒動も引き起こしたものの、後半戦からは主力としてプレーしている。その後はユヴェントスや中国でも活躍。古巣ボカ・ジュニアーズで現役を続けていたが、2021年7月に退団している。
GettyFW|マリオ・バロテッリ|アダナ・デミルスポル
2010年~2013年までプレー。数々の問題を起こしながらも恩師ロベルト・マンチーニ監督に重宝され、80試合で30ゴールを奪った。また優勝を決めた一戦では、アグエロの決勝点をお膳立てもしている。退団後はミラン、リヴァプール、ニース、マルセイユなど数々のクラブを渡り歩き、2020年からプレーしたモンツァも1年で退団。現在はトルコで現役を続けている。
Getty ImagesFW|セルヒオ・アグエロ|バルセロナ
クラブ最高のレジェンドの1人。同シーズンの最終節、後半アディショナルタイムに決めた劇的な決勝点は、今後100年以上語り継がれる伝説のゴールとなった。クラブ史上最多得点記録を塗り替え、2021年夏に契約満了を持って退団。バルセロナへと去っていった。
広告

