デ・リフト、マン・Uファンになったキッカケの選手を明かす「ユニフォームを持っていた」

マタイス・デ・リフトにとって、オールド・トラッフォードへの道のりは長く曲がりくねっていた。彼はアヤックスで頭角を現し、2019年には国内2冠達成と忘れられないチャンピオンズリーグ準決勝進出を経験した。ユナイテッドは以前から獲得に動いていたが、運命は彼を別の場所へ導いた。デ・リフトは2019年、6530万ポンドでユヴェントスへ移籍した。この移籍により、幼い頃から憧れていた英雄であるクリスティアーノ・ロナウドとロッカールームを共にする機会を得たことで、彼への敬愛はさらに深まった。そこで彼は、偉大さを定義する不屈の精神を間近で目の当たりにしたのだ。

『テレグラフ』の取材に対し、デ・リフトは自身が初めて所有したサッカーユニフォームの一つがロナウドの背番号7のユナイテッドジャージだったことを明かした。

「あの頃はクリスティアーノがクリスティアーノになった時代だった。誰もがクリスティアーノを知っていた」

「当時ユナイテッドには（エドウィン）ファン・デル・サールも在籍し、チャンピオンズリーグ決勝を戦っていた。子供なら当然、チャンピオンズリーグ決勝に注目する。そこにユナイテッドとロナウドがいた。だから僕はずっとロナウドの大ファンだったし、ユナイテッドのファンでもあった」

「以前にもユナイテッドからオファーはあったが、おそらくタイミングが合わなかったか、当時の自分にとってより適した選択肢があったんだろう。だが結局、運命が僕をここに導いたのかもしれない…ユナイテッドでプレーすることは、全ての選手にとって夢だ」

デ・リフトは現在、リヴァプールとのアウェー戦に集中している。アレクサンデル・イサクが万全の体調で全開のプレーを見せる中、このオランダ人選手は、プレミアリーグで最も危険なフォワードの1人を封じ込めるという難題に直面している。

「その重要性は理解している」

「昨日、街を歩いていると、何人かの人から『ねえ、日曜日は試合だね！』と言われた。この地域では、その試合がどれほど重要かを感じ取ることができる。選手として、そのことはすでに理解している。でも、それ以外にも僕たちが成長しているからこそ、結果を出すことが非常に重要であることも理解している。勝ち続けなければならない」