マン・Uが移籍市場において大きな壁に直面。不要な選手たちによる予算圧迫で選択肢が限られる事態に

マンチェスター・ユナイテッドは既に夏の移籍市場でマテウス・クーニャを6250万ポンド（約122億8000万円）で獲得し、ブライアン・ムベウモとジョアン・パリーニャの獲得にも関心を継続している。ただ、ルベン。アモリム監督のリクルート活動は財政的な制約により制限されている模様。『ミラー』によると、クラブは高給取りの選手を放出できないことで移籍が停滞しているようだ。

まず、ジェイドン・サンチョに関しては週給25万ポンド（約4900万円）が完全移籍を阻んでおり、ユヴェントスとナポリはローン契約のみに関心を示すことに。マーカス・ラッシュフォードが希望する移籍は、バルセロナがニコ・ウィリアムズを狙う可能性が高いため実現困難となり、彼の将来も不透明となっている。

また、アントニーはレアル・ベティスでの好調なローン期間を経て新たな関心を集めており、コモとレヴァークーゼンから関心を寄せられているとのこと。アントニー自身はベティスへの復帰を望んでいるが、同クラブは今夏に完全移籍で獲得する余裕はないようだ。マンチェスター・Uはアントニーで利益を得たいようだが、再びローンを余儀なくされる可能性が高い。

一方、ラスムス・ホイルンドはアモリム監督の下でポジション争いに留まって戦うことを望んでいるという。ホイルンドはインテルとの交渉が破綻したため残留する見込みだが、大きなオファーが届けば、クラブは売却の機会に飛びつくだろう。まだ大きな放出がないため、アモリム監督の再建は厳しい予算と不満を抱えた選手たちにより制限されている。

マンチェスター・Uは予算スペースを確保することで移籍計画を再燃できるため、サンチョ、アントニー、そして場合によってはラッシュフォードの放出を実現させる必要性がある。アレハンドロ・ガルナチョの名前も浮上しているが、報告によるとアモリム監督は残留を望んでいるようだ。アモリム監督がチーム全体の改革を熱望する中、クラブの今夏の移籍活動の多くは売却次第となっており、時計は既に刻み始めている。