Jude Bellingham Youri Tielemans Teun Koopmeiners Liverpool GFXGetty

ベリンガムでなければ、誰?リヴァプール1月の中盤ターゲット10人の候補者たち

リヴァプールでは現在、試合を重ねるごとに新たなミッドフィルダーを求める声が大きくなっている。

ユルゲン・クロップ監督は1月の移籍市場で「傍若無人に振る舞うことはできない」と話しているが、少なくとも今月中に何かしらの補強をしなければ、プレミアリーグトップ4フィニッシュが難しいことは間違いない。

No.1ターゲットははっきりしている。イングランド代表MFジュード・ベリンガムだ。しかし、ドルトムントがこの冬に売却する可能性は限りなくゼロに近い。そして彼がリヴァプールを選ぶ保証もない。レアル・マドリーやマンチェスター・シティなど、競合だらけだ。また長年のターゲットであるマテウス・ヌニェスは、すでに2つのクラブでプレーしているために夏まで待つ必要がある。

リヴァプール関係者は、コーディ・ガクポに続く補強に動いていることを認めている。それを念頭に置いた上で、今後3週間のうちにリヴァプールのターゲットになる可能性がある選手を見てみよう。

取材・文=ニール・ジョーンズ(『GOAL』リヴァプール番記者)

  • Moises Caicedo Brighton 2022-23Getty Images

    モイセス・カイセド

    このブライトンの21歳は、チャンピオンズリーグでプレーすることを運命づけられた才能だ。さらに最近ではエージェントを変更しており、近い将来のステップアップに向けて準備していることは間違いない。ブライトンがシーズン半ばに売却を望むかは別問題だが、4500万~6000万ポンドという評価額はリヴァプールにとって不可能な金額ではない。

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  • Alexis Mac Allister Brighton 2022-23Getty Images

    アレクシス・マック・アリスター

    カイセドのチームメイトの場合はどうだろう? マック・アリスターはアルゼンチン代表としてワールドカップ制覇に貢献した後、ビッグクラブへのステップアップが話題になり続けている。元ブライトン監督のグレアム・ポッターが率いるチェルシーも興味を示しているようだ。リヴァプールのように即戦力が必要なクラブにとっても、大きな違いを生み出すことのできるオールラウンダーだ。

  • Youri Tielemans Leicester 2022-23Getty

    ユーリ・ティーレマンス

    25歳にして豊富な経験と信頼を持つティーレマンスだが、レスターとの新契約を断って移籍に日々近づいている。彼ほどの選手があまり多くの関心を呼ばないのはやや不思議だ。契約満了まで半年を切った中、1月には格安の移籍金で獲得できる可能性もある。右のNo.8のポジションからチャンスを作り、自らゴールを奪える力を備えているが、それはジョーダン・ヘンダーソンやハーヴェイ・エリオットが今季苦しんでいる役割に違いない。リヴァプールにとって興味深い選択肢だ。

  • Florian Neuhaus of GladbachGetty Images

    フロリアン・ノイハウス

    数年前にもリヴァプールのターゲットとして注目された25歳。現在は9月に負った膝の怪我から今月中の復帰を目指しているところだが、現行契約は残り18カ月。リヴァプールが再び獲得に動くかどうかは興味深いところだ。

  • Houssem Aouar LyonGetty

    フセム・アワール

    数年前まではプレミアリーグ強豪への移籍が確実視されており、リヴァプールやアーセナルと強く噂されていた。ティーレマンス同様にリヨンとの契約満了が迫っており、同じく安価で獲得できるチャンスはある。才能は間違いないだろう。しかし、リヴァプールに不足するフィジカル的な存在感をもたらしてくれるかは別問題だ。

  • Joao Palhinha Fulham 2022-23Getty Images

    ジョアン・パリーニャ

    今季見事な戦いを見せるフラムだが、その立役者の1人だ。昨夏スポルティングCPからおよそ2000万ポンドで移籍したが、間違いなくバーゲン価格だろう。27歳の彼は全盛期を迎えている。しかしリヴァプールは、重要なエリアに大金を投じる際は比較的若い選手をターゲットとする傾向にある。

  • Teun Koopmeiners Atalanta 2022-23Getty

    トゥーン・コープマイネルス

    リヴァプールがよく知る選手であり、ここ数週間で強くリンクされるオランダ代表MF。24歳という年齢、身体能力、豊富な経験など、様々な要素を備えている。しかしアタランタの中心選手でもあり、決して安い買い物にはならないだろう。

  • Rabiot JuventusGetty

    アドリアン・ラビオ

    常にプレミアリーグ行きが噂されてきたフランス代表MF。カタール・ワールドカップでもベストパフォーマーの1人だった。ユヴェントスは残留を望んでいるものの、契約は残り半年に。ラビオはクオリティだけでなく、そのトップレベルでの経験もチームにもたらしてくれる存在である。

  • Sofyan Amrabat Fiorentina.Getty Images.

    ソフィアン・アムラバト

    ワールドカップで大ブレイクを果たした1人。このモロッコ代表は大会終了後にすぐさまリヴァプールと噂されている。フィオレンティーナでプレーする26歳は、その他の候補者よりは守備的で強さとエネルギーをもたらしてくれるだろう。しかし、評価額はワールドカップでの活躍で高騰していることは間違いない。

  • Luka Sucic Red Bull Salzburg 2021-22Getty Images

    ルカ・スチッチ

    リヴァプールは何年も前からその名前に目をつけており、これまで何度も成功してきたザルツブルクからの補強を再び狙うかもしれない。まだ20歳のクロアチア人MFは、中盤のオールラウンダーとして巨大なポテンシャルを秘めている。どんなクラブにとっても魅力的な存在だが、リヴァプールとレッドブル・グループの関係は優位に働くかもしれない。