1週間で2度の挫折を味わった後、リヴァプール主将フィルジル・ファン・ダイクは『BBC』で「5日間で2度も負けてしまい、世界が沈みかけているような間隔だ。2週間前まではすべて順調だったのに」としつつも、ファンへこう呼びかけた。
「だけど、まだ良いことはたくさんあるよ。(リーグ戦では)良い順位につけているし、ポジティブなことはたくさんあるんだ。プレミアリーグは最も難しいタイトルだし、今はそのために戦っていくんだ」
ファン・ダイクの言う通りだ。愛すべきユルゲン・クロップが去った翌年、リヴァプールが9試合を残して2位に12ポイント差をつけて首位を独走しているなど、予想できた人は多くない。アルネ・スロットとチームにとって、このシーズンでプレミアリーグを優勝することは偉業と言えるはずだ。
しかし、この1週間でチーム強化が必要なことは露呈している。ファン・ダイク、モハメド・サラー、トレント・アレクサンダー・アーノルドの契約問題にかかわらず、昨夏に補強をほぼ行わなかったチームに欠けているものもまた「たくさんある」のである。








