【選手採点】姿消したサラー…一方でバーンとイサクがヒーローに！ | リヴァプールvsニューカッスル

得点者：キエーザ（90＋4分）

クィービーン・ケレハー（6/10）：

リヴァプールの正ゴールキーパーであるアリソン・ベッカーを差し置いての選出には疑問の声もあったが、ニューカッスルのゴールを阻止できるのは、あのブラジル人でもなかっただろう。アイルランド人選手は、イサクのシュートを数回見事にセーブした。

ジャレル・クアンサー（4/10）：

アレクサンダー＝アーノルドが欠場したため右サイドバックで先発出場したが、攻撃面ではまったく落ち着きがなく、バーンズに何度も苦しめられた。代役を務めたジャレル・クアンサーとスロットにとっては厳しい午後となり、アーノルドが国際試合期間後に復帰できることを願っているだろう。

イブラヒマ・コナテ（4/10）：

後半開始早々に引っかかるまで、フランス人にとっては非常に内容が入り混じった試合だった。クアンサーのプレーの後に素晴らしいリカバリータックルを見せたが、簡単にボールから振り落とされる場面もあった。後半開始早々にリヴァプールが試合をひっくり返そうと必死になったため、交代となった。

フィルジル・ファン・ダイク (5.5/10）：

リヴァプールの苦戦にもかかわらず、前半はオランダ人選手が圧倒的な存在感を示し、特に空中戦では強さを発揮したが、スウェーデン人のゴールを許した場面では完全にイサクを見失っていた。昨年の決勝での活躍とは対照的だった。

アンディ・ロバートソン（5/10）：

攻撃面ではクアンサーよりも明らかに優れた選手だが、完璧とは程遠く、ニューカッスルの2点目のゴール前ではマーフィーに簡単に競り負けていた。今シーズンすでに何度か言われているように、リヴァプールには新しい左サイドバックが必要だ。

ライアン・フラーフェンベルフ（4/10）：

オランダ人ミッドフィルダーの、またも心配になるほど効果のないプレー。最近の試合では疲れ切っているように見える。パスやドリブルでラインを突破することはない。早々に交代させられたのも納得だ。

アレクシス・マクアリスター（4.5/10）：

いつものようにアグレッシブにプレーし、必死にゴールを狙ったが、パスの精度が低く、ボールウォッチャーとなっている間にバーンに先制点を決められてしまった。 交代後はがっかりした様子だった。

ドミニク・ソボスライ（5/10）：

いつも通りよく走っていたが、ハンガリー代表は試合にほとんど影響を与えることができなかった。また、疲れ切っているように見える。

モハメド・サラー（4/10）：

PSG戦で消えていたエジプト人選手は、活躍することが必要な時に、再び目立たない存在となった。

ディオゴ・ジョタ（4/10）：

ポルトガル人は、負傷から復帰後も依然として苦戦を強いられている。前半はほとんどプレーできず、後半アディショナルタイムにようやくチャンスが巡ってきたが、ボールを大きく外してしまった。

ルイス・ディアス（4.5/10）：

リヴァプールで最も活発なアタッカーであることは間違いないが、それほど多くはない。コロンビア人は何度か裏を狙う動きを見せ、ジョタに正確なクロスを上げたが、全体的には難しい日だった。

カーティス・ジョーンズ（5.5/10）：

リヴァプールに欠けていた活力をすぐに与え、後半開始直後にコナテと交代で出場すると、間もなくしてゴールを決めそうになった。

ダルウィン・ヌニェス（5/10）：

ジョタに代わって前線でプレーしたが、インパクトを与えることはできなかった。

コーディ・ガクポ（5/10）：

後半途中からマクアリスターと交代出場したが、まだ試合勘が戻っていないようだ。

フェデリコ・キエーザ（7.5/10）：

イタリア人選手としては非常に珍しい出場となった。残り17分で投入され、タイミングのよい走りと素晴らしいフィニッシュで1点を返した。

ハーヴェイ・エリオット（7/10）：

ダブル交代要員として出場し、中盤でボールを奪い、素晴らしいスルーパスを通すなど、キエーザのゴールを演出するのに大きく貢献した。

アルネ・スロット（4/10）：

昨夏に就任して以来、素晴らしい仕事をしている元フェイエノールト監督だが、この凡退ぶりには当然疑問が投げかけられる。中でも、コーナーキックの際にマクアリスターがバーンをマークする役割を担ったのはなぜか？ ジョタを前線で起用し、ジョーンズをベンチスタートとした決断も疑問視されるだろう。

得点者：バーン（45分）、イサク（52分）

ニック・ポープ（6/10）：

試合の後半まで観客として見ていたが、彼のゴールは粘り強く、決意に満ちた4人のディフェンス陣にしっかりと守られていた。ジョーンズのシュートを阻止した目を見張るようなセーブは、イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督が初めての「スリー・ライオンズ」のメンバーから彼を外した後に注目すべきだった。

キーラン・トリッピアー（7/10）：

年齢を重ねることで衰えたフィジカルをカバーするために、プレーをできるだけシンプルに保った。それでも、今シーズン初となるバーンのゴールをアシストしたように、まだ恐ろしいほどのキックを蹴ることができる。リヴァプールはハーフタイム直前に、右サイドバックに対してハンドの反則があったとしてPKを求めたが、VARは、彼の腕は不正なアドバンテージを得るためではなく、バランスを取るために出ていたと判断した。

ファビアン・シェア（6/10）：

ロングボールを何度も蹴ってリヴァプールを崩そうとしたが、その多くはファン・ダイクの前に直進した。それでも、注目の的であるバーンの完璧なパートナーとなった。

ダン・バーン（9/10）：

1976年以来のウェンブリーでの主要カップ戦決勝でニューカッスルの先制点を挙げた得点者であり、その得点がジョーディー出身の選手によるものだったのは、いかにもふさわしい。今週初めに物議を醸したイングランド代表招集も、ディフェンスの要として見せた卓越した堂々としたパフォーマンスで完全に正当化された。

ティノ・リヴァメント（8/10）：

サラーをほとんど沈黙させ、イサクのゴールにも貢献した。マーフィーのクロスをスウェーデン人ストライカーが頭で合わせてゴール。

ブルーノ・ギマランイス（8/10）：

キャプテンのパフォーマンス、カップを掲げるにふさわしいスキッパー。厳しい戦いの中で全力を尽くした。ニューカッスルのミッドフィルダーの中で、栄光を手にしたのは彼だけではないが。以前からクラブの伝説として語り継がれることを決意していると明かしていたが、今まさにその夢が現実のものとなりそうだ。

サンドロ・トナーリ（7/10）：

ボールのあるなしに関わらず、同様に素晴らしい。昨年の賭博禁止処分による影響は全く感じられず、今シーズンはさらに強くなっている。

ジョエリントン（8/10）：

ジョエリントンが仕掛けたタックルには、北東部から駆けつけた大勢のサポーターからゴールを決めた時のような声援が送られた。 いつも通りの皮肉で悪意のあるファウルを仕掛ける必要もなく、クリーンなプレーで圧倒的な強さを発揮した。

ジェイコブ・マーフィー（7/10）：

走ることを止めず、ロバートソンに文句を言い続け、守備の任務から逃げなかった。まさにカップファイナルでウインガーに求めるような活躍だった。試合終盤にクラフトと交代した。

アレクサンデル・イサク（8/10）：

前半はファン・ダイクがストライカーとのデュエルをことごとく制していたように見えたが、後半はイサクが鬼神の如き活躍を見せ、プレーにさらなる跳躍力と弾みをもたらし、立て続けに2ゴールを決めた（ただし、1点目はオフサイドの判定で取り消された）。ウィルソンと交代した際にはスタンディングオベーションが贈られた。

ハーヴェイ・バーンズ（6/10）：

クアンサーをあまり脅かすことはできなかったが、これは明らかなミスマッチだった。一方、出場停止のゴードンなら活躍しただろう。それでも、ニューカッスルが優勝したため、このことはほとんど問題にならなかった。

カラム・ウィルソン（6/10）：

終盤にイサクと交代。

ジョー・ウィロック（6/10）：

バーンズに代わって出場。

エミル・クラフス（なし）：

後半、マーフィーに代わって出場。

エディ・ハウ（9/10）：

2021年に監督に就任した際には、多くの外部関係者が、ハウがニューカッスルを栄光に導くことができるのかと嘲笑したが、彼はすべての疑念を払拭した。これは、2008年のハリー・レドナップ以来、この国で主要なトロフィーを獲得した最初のイングランド人監督となった、圧倒的な戦術的パフォーマンスだった。FAは、最終的にトゥヘル監督の後任として彼を検討すべきである。