リヴァプールvsアーセナル どちらがプレミアリーグ最強の攻撃陣か？

モハメド・サラー（9.5/10）

プレミアリーグ史上最高の選手？まだそうではないかもしれないが、そう遠くはない。少なくとも、エジプト人FWは今、文句なしのNo.1だ。今シーズン、サラー以上にリーグ戦のゴールに直接関与（18）した選手はおらず、自身も11得点を挙げている。31歳になっても衰えを見せないのは、その驚異的な献身性の賜物であり、イングランドの他のウイングが評価される基準であり続けている。

ブカヨ・サカ（9/10）

アーセナルのホームグロウン・ヒーローは、エミレーツでも同様のタリスマン的存在として頭角を現している。サカはガナーズで最も強力で信頼できる攻撃的武器だ。彼はまだフィニッシュに取り組む必要があるが（プレミアリーグでのサカのシュート成功率は14％、サラーは21％）、この22歳は今シーズンの全コンペティションで、プレミアリーグのどの選手よりも多くのアシスト（11）を記録している。

ダルウィン・ヌニェス（7/10）

予測不可能なウルグアイ代表をどう見るか？ ある時は世界的選手に見える。またある時は、完全にノーマークの選手にも見える。ヌニェスは今シーズン初めのニューカッスル戦で試合を決めるカメオ出演を果たし、その実力を見せつけ、その後の好調でクロップのファーストチョイスとしての地位を確立した。しかし、ディオゴ・ジョタがフィットしていれば、彼が先発することはないだろう。ヌニェスは全コンペティションで14ゴールに関与しているが、プレミアリーグでは10月末以来ゴールを決めていない。この24歳のファン待望の選手は、そのスピードゆえに手強い存在であることに変わりはないが、タイトル争いの前線に立つには力不足であることは痛いほど明らかだ。

ガブリエウ・ジェズス（7.5/10）

ヌニェス同様、彼は長い間、十分な数のゴールを決められないと批判されてきた。マンチェスター・シティではセルヒオ・アグエロの後継者になるはずだったが、結局はウイングとして起用され、最終的には退団を許された。それでも、アーセナルはジェズスがチームを引っ張ることで、より良いチームに見える。チャンピオンズリーグでは自由にゴールしている。ただし、彼がプレミアリーグで4ゴール（ヌニェスより5ゴール少ない）にしか関与していないことは、アーセナルが他のセンターフォワードとの“関係”を続けている理由になるだろう。

ルイス・ディアス（7/10）

11月末に両親がコロンビアで誘拐されたディアスにとって、この数カ月は信じられないほど厳しいものだった。父親が解放されるまで数週間を要したが、ディアスは11月5日のエヴァートン戦でベンチから貴重な同点ゴールを決めた。いつもはエネルギッシュなこのウインガーは、それ以来リーグ戦で得点を挙げておらず、全コンペティションで1アシストも記録していない。家族が経験した誘拐の悪夢が、ディアスに深刻な打撃を与えたことは想像に難くない。

ガブリエウ・マルティネッリ（7/10）

かつてクロップは、アンフィールドでのリーグカップ戦後にマルティネッリを「世紀のタレント」と評し、ブラジル人選手への称賛を隠したことはない。もちろん、エミレーツでも同じように高く評価されているが、最近のマルティネッリがベストフォームを再現できずにいることは否定できない。昨シーズンは15得点を挙げたマルティネッリだが、今シーズンのプレミアリーグでわずか2ゴール2アシストにとどまり失望とともに語られている。

リヴァプールベンチ（8/10）

レッズは、間違いなくクラブで最も本能的なフィニッシャーであるジョタを失っている。前線のどこでもプレーできるこのポルトガル人は、筋肉系の問題で欠場するまでは、全コンペティションで8ゴールを決めていた。同じく多才なコーディ・ガクポも今シーズンはケガに悩まされ、9月以来リーグ戦で得点を挙げていない。そのため先発の座を失ったが、ミッドウィークには今季7点目を挙げた。そのハマーズ戦ではハーヴェイ・エリオットが傑出しており、インパクトのあるサブとしてだけでなく、必要に応じて右サイドでサラーの代役を務めることもできることを証明している。10代のウインガー、ベン・ドークはその役割にさらに適しているはずだが、U-21スコットランド代表のスターは現在欠場中だ。

アーセナルベンチ（7.5/10）

エディ・エンケティアは、ガナーズが求めているとされるワールドクラスのストライカーではないかもしれないが、前線のポジションを任されたときには、いつもそれなりの仕事をこなしてきた。彼がリーグ戦で5ゴールを挙げていることも注目に値する。一方、レアンドロ・トロサールは3得点を挙げており、負傷したマルティネッリの代役として左サイドを任されたときはあまり良い働きを見せなかったが、パスを見極める目を持っていることから、ベンチからの良いオプションであることに変わりはない。アカデミー出身のエミール・スミス＝ロウとリース・ネルソンは、過去にアーセナルで輝きを放ったが、ミケル・アルテタ監督はもはや2人に大きな信頼を寄せていないようだ。

リヴァプールの中盤（8/10）

昨シーズン、レッズの中盤が創造性の欠如とゴールの脅威の不在に苦しんでいたことは周知の事実だ。ドミニク・ソボスライはハマーズ戦で長距離シュート技術を披露し、アレクシス・マクアリスターはフラム戦で見事な一撃を決め、深い位置で起用されても彼の能力を証明した。後者はアーセナル戦を欠場するが、ソボスライはドリブルが得意なので、問題を引き起こす可能性がある。中盤からのもう一人の危険なランナー、ライアン・フラーフェンベルフがフィットするかどうかの戦いに直面しているため、監督は水曜日の夜に見事な3Pシュートを決め、ようやく前方への持ち味を発揮したカーティス・ジョーンズに再び先発を与える可能性もある。しかし、カギを握るのはトレント・アレクサンダー＝アーノルドだろう。彼が中盤に配置転換したことで、昨シーズンのこの両者の試合は流れが変わり、リヴァプールが0-2の劣勢から引き分けに持ち込んだ。大きな問題は、クロップが今シーズン2、3得点を挙げているスペシャリストの6番、遠藤航を起用するのか、それともアレクサンダー＝アーノルドを使うのかということだ。

アーセナルの中盤（8/10）

すでに述べたように、ライスはガナーズのエンジンルームに変革をもたらした。しかし、単にボールを奪って配給するだけでなく、終盤に決定的なゴールを決めるコツを身につけた。マルティン・ウーデゴールは今シーズン、苦戦を強いられることもあったが、それでも6ゴールに直接絡み、自らも4得点を挙げている。一方で、カイ・ハヴァーツはリーグ戦ここ5試合で3得点と、ようやく調子を上げてきたようだ。トーマスとファビオ・ヴィエイラがまだトリートメントルームにいるため、アルテタが選べるのはモハメド・エルネニーとジョルジーニョだけだが、どちらもフィットする保証はない。

リヴァプール 39.5-39 アーセナル

我々の評価結果は僅差で、プレミアリーグで両者の勝ち点差はわずかに「1」。プレミアリーグで首位争いを繰り広げようとしている2チームの間に、選ぶべきものがほとんどないことの証明だ。土曜日のアンフィールドでの対決はあまりにも僅差だが、ひとつだけ明らかなことがある。先週日曜日の試合よりもずっとエキサイティングなものになるということだ！