サネは「キャリアを台無しにした！」元ブンデスリーガスターがガラタサライ移籍を批判

ファン・デル・ファールトは、サネがバイエルン残留ではなくガラタサライを選択したことで「キャリアを台無しにした」と主張し議論を巻き起こした。このウインガーは今夏、代理人を変更した後、契約延長を拒否し新たな挑戦を選択。アリアンツ・アレーナでの5年間の在籍に終止符を打った。

バイエルンで220試合以上に出場し61得点55アシストを記録したサネは、ラムズ・パークの忘れられない雰囲気を主な理由に挙げ、欧州の他クラブからのオファーを断ってトルコ王者への移籍を決断した。加入後4試合の先発出場で1得点1アシストを記録している。

このウインガーの退団により、バイエルンは最も経験豊富なワイドプレイヤーの一人を失い、ブンデスリーガ王者である同クラブはリヴァプールからディアスを獲得するために7500万ユーロを投じることを余儀なくされた。コロンビア人選手は加入後すぐに結果を残し、最初の4試合で3得点2アシストを記録。サネの離脱による懸念を早くも払拭しつつある。

元ハンブルガーSVおよびレアル・マドリーのスター選手ファン・デル・ファールトは、ドイツ紙『ran』のインタビューで、サネがバイエルンを離れてトルコへ移籍した決断を批判し、このウインガーが潜在能力を十分に発揮できたのか疑問を呈した。

「確かにそうだ。ディアスは闘志あふれる選手で、毎分全力を尽くす。非常に優秀だ。しかしサネの成長は残念だと感じる。自らキャリアを台無しにした」

オランダ人選手は、ドイツ代表選手抜きでもバイエルンは問題ないと確信しており、ヴァンサン・コンパニがチームをチャンピオンズリーグ制覇へ導くと支持した。「なぜ不可能だと言える？ 他のチームとの比較は常に難しいと思う。トップチームは皆高いレベルにある。だがチャンピオンズリーグを制するには、精神面でも頂点に立たねばならない。前シーズンの優勝後、パリは誰にも負けないと思われていた。ところがヨーロッパリーグ優勝のトッテナムにスーパーカップで敗れかけた。クラブワールドカップ決勝ではチェルシーに敗れるという失態まで見せた」

サネは今週末のトルコ・スーパーリーグ、ガラタサライ対エイユプスポル戦で再び先発出場が見込まれており、批判を黙らせることを目指している。一方、バイエルンはブンデスリーガでハンブルガーSVと対戦し、ディアスは好調なスタートを維持し、クラブの新たな攻撃の要としての地位を確立したいと考えている。