バイエルンレジェンドがFWサネを批判「才能はあるのに…」

リロイ・サネは契約交渉の末、バイエルンを去ることを選択した。これにより、220試合以上に出場し、61ゴール・55アシストを記録した5年間の在籍に幕が下ろされた。欧州の他クラブからの関心があったにもかかわらず、彼は複数オファーを拒否。ラムズ・パークの雰囲気が移籍の決定的要因だと述べた。しかしこの選択は、元バイエルン関係者の間で不評を買っている。

『スカイスポーツ』のインタビューで、元バイエルンのゴールキーパーはウインガーの決断への驚きを表明。彼がエリート選手となるための天性の才能を全て備えているものの、それを活かしきれていないと主張した。

「彼を見ると、その資質がわかる――トレーニングでもピッチ上でも、スピード、プレースタイル、ドリブル、集中した時の決定力まで。この少年には、真のトッププレーヤーになるために必要な全て、本当に全てが備わっている」

「だが、もし彼がトッププレーヤーになることを望まないなら、それは彼の決断だ。キャリアの道筋は少し変わってくるだろう。今はガラタサライで自分の居場所を見つけることに集中すべきだ。『今日じゃなくても、明日でいい』――それが彼の性格だ。全身のボディランゲージからも、それがよく表れている」

29歳の退団により、バイエルンはサイドの経験豊富な選手を欠くこととなった。そのため、ドイツの強豪クラブはリヴァプールのルイス・ディアス獲得に7500万ユーロを投資。ガラタサライがシュペル・リグで7戦全勝の完璧なスタートを切る一方、サネ自身は適応に苦戦している。公式戦8試合の先発出場でわずか1得点3アシストと、その成績は期待を下回っている。

サネはガラタサライがリヴァプールを破ったチャンピオンズリーグの試合でベンチに留まった。しかしサネは、次節のベシクタシュとの重要な一戦で、トルコ移籍が欧州サッカーのトップレベルから後退した選択ではないことを証明したいと強く望んでいるだろう。