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17歳の新星カールがレアル移籍発言をバイエルン上層部に謝罪。親善試合の2ゴールで払拭
バイエルンのスポーツディレクター(SD)を務めるクリストフ・フロイント氏は、この将来有望な若手を過度な批判から守るべく迅速に動いた。フロイントSDは、カールの「不謹慎な発言」について即座に謝罪を行ったことを明らかにしている。カールは先週、トップチームでの地位を完全に確立する前段階でありながら、将来的なアリアンツ・アレーナからの退団を含む自身のキャリアプランを公然と語り、ファンの間で波紋を広げた。
しかし、フロイントSDは、一連のコメントはバイエルンへの忠誠心の欠如ではなく、あくまで若さゆえの純粋さによるものだと主張。シーズン中盤にオーストリアで行われた親善試合の後、報道陣の取材に応じた同氏は、選手との対話を経て問題は内部的に解決されたと説明している。
「それがまさにレニー(カールの愛称)という人間だ。彼を知る者なら、ピッチ上でのプレーと同様に、彼が『心の内を包み隠さず話す』性格であることを知っている。彼は17歳の少年らしく振る舞っただけであり、自身の発言が不運なものであったとすぐに認識していた。翌日には謝罪があり、我々もそれについて話し合った」
クラブ側は、カールの成長とミュンヘンでの現状に満足しており、一連の発言は「退団の意思」ではなく「子供時代の憧れ」に過ぎないことを強調した。
「彼は『あのような意味で言ったのではない』と話し、バイエルンで非常に心地よく過ごしている。子供の頃にレアル・マドリーのトライアルを受けた経験があり、彼にとってそこが憧れの場所だった。バイエルン以外でのドリームクラブを問われ、正直に答えただけだ。彼はバイエルンで非常に幸せであり、我々も彼がここにいることを喜んでいる」とフロイントSDは付け加えた。
AFP騒動の発端は先週、ドイツサッカー界屈指の才能として注目を集めるカールが、自身の長期的な野心について率直なインタビューに応じたことだった。プロキャリアの初期段階にありながら、一部のサポーターを不安にさせる具体的な将来像を語ったのだ。
カールは当時、「バイエルンは巨大なクラブであり、ここでプレーできるのは夢のようだ。しかし、いつかは絶対にレアル・マドリーへ行きたい。あそこが僕にとってのドリームクラブだ。もっとも、これは僕たちの間の内緒話にしておいてほしい。もちろん、バイエルンは特別な存在で、とても楽しんでいるよ」と述べていた。
発言からわずか数日後、カールはピッチの上でその価値を証明した。ブンデスリーガ再開前の最終テストマッチとなった火曜日のザルツブルク戦、ヴァンサン・コンパニ監督は後半からメンバーを総入れ替えし、カールをフェリペ・チャベス、トム・ビショフら若手有望株とともに投入した。
カールは即座に結果を出した。71分、チャベスからの正確なパスに反応し、冷静なフィニッシュでチーム2点目を記録。その4分後には、チャベスのゴールをアシストし、勝負を決定づけた。
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カールの勢いは止まらなかった。終盤、後半から途中出場していたルイス・ディアスが放った見事なクロスに対し、ファーポストで待ち構えていたカールが合わせてこの日2点目をマーク。レアル・マドリーへの憧れを語ったとはいえ、バイエルンがなぜ彼の流出を断固として阻止したいのか、その理由を改めて示す決定力を見せつけた。
試合は、ディアスのチップキックによるアシストからビショフが5点目を決め、バイエルンの大勝で幕を閉じた。コンパニ監督体制にとって、完璧な「ドレスリハーサル」となった。
バイエルンは今後、2026年のリーグ初戦となる日曜日のヴォルフスブルク戦に照準を合わせる。カールにとっての次なる目標は、スカッド内での地位を確固たるものにし、将来の見出しが「移籍の夢」ではなく「得点の記録」で埋め尽くされるようにすることだろう。
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