Yamal Dembele splitGetty/GOAL

最新の市場価値評価は?ヤマルが世界1位に君臨、バロンドールのデンベレはトップ100に入らず

  • ヤマルにとって2025年は激動の一年だった。バルセロナでラ・リーガを制覇した後、ハンジ・フリック監督の下でその成長速度はさらに加速。今やピッチ内外でバルセロナのタリスマンとなり、絶対的なMVPへと上り詰めた。ピッチ外でも、開設からわずか数日で100万人以上の登録者を集めたYouTubeチャンネルが話題となるなど、その影響力は計り知れない。

    名門ラ・マシア(下部組織)が生んだこの最高傑作の成功に、バルセロナ上層部も歓喜を隠せずにいる。CIESは18歳になったばかりのヤマルに対し、驚異的な3億4300万ユーロ(約628億円)という評価額を算出した。これは、アーリング・ハーランド(2億5500万ユーロ/約466億円)やキリアン・エンバペ(2億100万ユーロ/約368億円)といった並み居るスターたちを大きく引き離し、世界トップに立つ数字だ。

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    一方で、ヤマルを抑えて世界最高のサッカー選手に選ばれた唯一の男、PSGのデンベレがトップ100から外れたというニュースは、サッカー界に衝撃を与えている。2025年、デンベレはバロンドールに加え、チャンピオンズリーグ、リーグ・アン、フランスカップ、フランススーパーカップを制覇し、さらにFIFAの年間最優秀選手賞(The Best)までも手中に収めるという完璧な一年を過ごした。

    にもかかわらず、28歳の彼は、評価額6200万ユーロ(約113億円)で99位に滑り込んだアレッサンドロ・バストーニ(インテル)にさえ及ばないと判断されたのだ。この評価の背景には、皮肉にもPSGでの将来が不透明な現状がある。今季、度重なる怪我に悩まされて公式戦15試合の出場に留まっているデンベレに対し、CIESは「負傷歴」と「フォームの欠如」を重く見た形だ。また、バロンドール獲得後にキャリアのピークを過ぎた可能性も示唆されている。現在、彼は夏にパリを離れる可能性が報じられており、プレミアリーグのアーセナルが獲得に名乗りを上げているという。

  • トップ10リストには、5位のマイケル・オリーセ(バイエルン)をはじめ、フロリアン・ヴィルツ、デンベレのチームメイトであるデジレ・ドゥエとジョアン・ネヴェス、さらにはアルダ・ギュレル、ペドリといった次世代のスターたちが名を連ねた。

    リストにおける最年少は18歳3ヶ月のフランコ・マスタントゥオーノ(レアル・マドリー)、最年長は29歳のラフィーニャ(バルセロナ)となっている。この年齢分布から見ても、デンベレが除外された理由は年齢だけではなく、あくまで継続的な稼働率への懸念が決定打となったことが推測される。

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    ヤマルの将来には、上昇の余地しか残されていない。今季もバルセロナを新たなタイトルへ導く軌道に乗っているが、彼の視線は既に欧州制覇や個人の栄誉へと向けられている。しばしばリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと比較される彼だが、本人は自分自身の道を切り開くことに固執している。

    最近のインタビューでヤマルは次のように語っている。「メッシがサッカー界に残してきた、そして今も残しているレガシーを心から尊敬している。彼こそが史上最高だ。だが、僕はメッシになりたいわけではないし、メッシも僕が彼のコピーになることを望んでいないはずだ。僕のサッカーは楽しむためのものであり、人々がワクワクするようにプレーする。何百万もの記録やゴールのためにプレーしているわけではないんだ」

    また、C・ロナウドについても同様の敬意を払いつつ、「誰とも自分を比較しないのが最善だ。C・ロナウドのような選手があれほど偉大な功績を残せたのは、他人の影を追わず自分自身であり続けようとしたからだ。僕も自分自身の道を築きたい」と付け加えた。

    スポーツ史に名を残す偉大な先人たちと肩を並べるには、まだ長い道のりがある。しかし、現時点で世界一の価値を証明したこの若き才能にとって、その第一歩はこれ以上ないほど順調に踏み出されたと言えるだろう。

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