もしバロンドールの投票プロセスが「世界一の選手を決める」という意味で本当に公正であるならば、リオネル・メッシは8回ではなく14回ものゴールデンボールを獲得していたはずだ。2008年~2021年の間、クリスティアーノ・ロナウドに5回、ルカ・モドリッチに1回譲っているが、これはレアル・マドリーがチャンピオンズリーグで前例のない成功を掴んだことが非常に大きい。1人の選手を評価するという意味で唯一メッシを上回ったのは、2022年のカリム・ベンゼマだけだろう。
そして偉大なバルセロナの伝説の10番を受け継いだラミン・ヤマルも、同様の理由でバロンドールを逃すことになるかもしれない。昨季パリ・サンジェルマンでチャンピオンズリーグ初優勝を含む三冠を達成したウスマン・デンベレは、おそらく今年の最有力候補だ。だが個人のパフォーマンスだけをみれば、ヤマルを上回った選手はいなかったはずだ。


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