De Bruyne's best City momentsGetty/GOAL

デ・ブライネ最高の瞬間ベスト10:優勝決めた一撃から圧巻4ゴールも!マンチェスター・シティのレジェンドの名場面

2015年に5500万ポンドでマンチェスター・シティにやってきて以来、この10年間で数々の歴史的な瞬間を生み出してきたケヴィン・デ・ブライネ。公式戦421試合出場、108ゴール177アシストと圧倒的な成績を残し、6度のプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝、2度のFAカップ制覇、5度のリーグカップ優勝など、18個の主要タイトルを獲得。クラブにとって最も輝かしい時代を牽引する存在だった。ヤヤ・トゥーレ、ダビド・シルバ、ヴィンセント・コンパニー、セルヒオ・アグエロらと並び、このクラブの歴史に名を残す選手である。

そんなデ・ブライネがマンチェスター・Cで残した歴史的な瞬間を、ランキング形式で紹介する。

  • 10圧巻の直接FK

    「重要度」という点ではあまり高くないだろう。だが、デ・ブライネが唯一無二の存在であることを証明する圧巻の一撃だった。飛び上がる壁の下を通す直接FKは、彼がこのゴールを決めてから一時的にブームになったほどである。

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  • Kevin De Bruyne Man CityGetty

    9クラブ通算100ゴール

    2023-24シーズン終盤、クリスタル・パレス相手に2ゴール1アシスト。プレミアリーグ4連覇を目指す中で先制を許す難しい展開を強いられたが、彼のパフォーマンスが歴史的な偉業をもたらしたのである。また、この試合でクラブ通算100ゴール目もマーク。ペップも「長年クラブ最高の選手の1人だったよね」と手放しで称賛している。

  • 8古巣相手の一撃

    2017-18シーズンは開幕から絶好調で、リヴァプールとクリスタル・パレスを5-0で、ウォルヴァーハンプトンを6-0で粉砕。そうして迎えたアントニオ・コンテ率いるチェルシー戦、デ・ブライネが後半に均衡を破る。ガブリエル・ジェズスとのワンツーから左足でシュートを叩き込んだ。不遇の時を過ごした古巣相手に、自らの実力を証明する一発。ピッチサイドでペップが喜びを爆発させたことは、以下にこのゴールと勝利が重要だったかを示している。

  • TOPSHOT-FBL-ENG-PR-MAN CITY-CRYSTAL PALACEAFP

    7退団発表後の一戦

    退団発表後、初めてのエティハド・スタジアムでの一戦。すでに衰えを指摘されていたデ・ブライネだったが、未だ世界最高レベルに君臨していることを証明した。2点ビハインドに追い込まれていたが、圧巻のパフォーマンスで逆転勝利の立役者に。ペップは「ケヴィンは何度もこんなパフォーマンスをしてくれていた」と語ったが、彼への感謝は忘れなかった。

  • Erling Haaland Kevin De BruyneGetty

    6ハーランドが4アシストを記録した。

    デ・ブライネとハーランドの特別な関係を象徴するパフォーマンス。2024年のFAカップのルートン戦、エースに4アシストと衝撃的な活躍だった。アシストされたハーランドは、「ケヴィンは素晴らしいよ。一緒にプレーできるのは喜びでしかない。お互いに何を求めているかわかっているし、相性も良いね」と大満足で語った。

  • Arsenal FC v Manchester City - Premier LeagueGetty Images Sport

    5ライバルを粉砕

    2019-20シーズンはシティにとって決して最高のシーズンではなかったが、彼がアーセナル戦で一方的な勝利に導いた。89秒にファーストタッチでシュートを沈め、洗練されたパスでラヒーム・スターリングの2点目をアシスト。そして40分、左足の地を這うようなシュートで試合を決定づけた。

  • 4ビッグイヤーにつながる一撃

    2022年の準決勝で夢破れてから1年後の再戦、この試合でもヴィニシウス・ジュニオールにネットを揺らされ、レアル・マドリー相手に2年連続敗退の危機に陥っていた。チームが苦しかったのは間違いない。だが、ここでもデ・ブライネが救世主となった。力強いシュートでティボー・クルトワを破り、敵地で1-1のドロー。そしてセカンドレグを制し、これが悲願のビッグイヤーにつながっている。

  • Kevin De Bruyne Man City NewcastleGetty

    34連覇に導く途中出場

    2023-24シーズンは開幕戦でハムストリングを断裂、1月までプレミアリーグでプレーできなかった。そして迎えたニューカッスルとのアウェーゲーム、1-2でリードを許し、負ければ首位リヴァプールとの差が「5」に広がる危機に陥っていた。しかし出場から5分後、ネットを揺らしたのはデ・ブライネだった。そして後半アディショナルタイムには、彼にしか出せないパスで決勝点をお膳立てしている。「これは決意の力だ」と本人は振り返るが、この勝利がなければ歴史的な4連覇は成し得なかっただろう。

  • Kevin De Bruyne Man City ArsenalGetty

    2逆転優勝を決めたアーセナル戦

    2022-23シーズンの大半は、アーセナルに首位を譲っていたマンチェスター・C。そんな状況で迎えた2023年4月のエティハド・スタジアムでの直接対決は、逆転優勝へ向けてラストチャンスだったかもしれない。だがこの試合でも、やはりデ・ブライネが輝いた。ハーフウェイラインから疾走して先制点を叩き込み、美しいFKで2点目をアシスト。ハーランドとの関係性から3点目も生み出した。4-1の勝利をもたらし、またもタイトルをもたらしたのである。

  • 110年間で最高のプレー

    2021-22シーズン、リヴァプールとの激しい優勝争い真っ只中の終盤戦、この10年間で最高のパフォーマンスだった。7分の先制点に始まり、矢のようなシュートでハットトリックを達成、後半には圧巻の4ゴール目を叩き込んでいる。様々な意見はあれど、純粋に彼1人のパフォーマンスだけを考えれば、このウォルヴァーハンプトン戦以上の試合はないはずだ。