AFP先週、レアル・マドリーがシャビ・アロンソ監督を解任したことを受け、現在はアルバロ・アルベロア氏が暫定的に指揮を執っている。そんな中、クロップ氏の名が再び最有力候補として報じられた。レアル・マドリーはアロンソ氏の退任を「双方合意」による決定とし、わずか半年強の在任期間だった元レジェンドに対し、感謝の意を表明した。
クラブは声明で「シャビ・アロンソはレアル・マドリーのレジェンドであり、常にクラブの価値観を体現してきた。彼はマドリディスタすべての愛情と称賛を受け続けるだろう。マドリードは常に彼の家だ。これまでのアロンソとコーチ陣の献身に感謝し、新たなステージでの成功を祈る」と述べた。
これに対し、アロンソ氏も自身のSNSを通じて「このプロフェッショナルとしての挑戦は幕を閉じた。望んでいた結末ではなかったが、レアル・マドリーを指揮できたことは大きな名誉であり、重責だった。クラブ、選手、そして何よりファンの信頼とサポートに感謝する。敬意と感謝、そして最善を尽くしたという誇りを持って去るよ」と洗練されたメッセージを投稿した。
AFPドルトムントとリヴァプールで輝かしい実績を築いたクロップ氏は、常にトップレベルの監督職と関連付けられる宿命にある。先週末、レアル・マドリーの監督就任の可能性について問われた際、彼はトレードマークの豪快な笑い声を上げ、冗談めかしてこう返した。
「ああ、それは素晴らしいね。(マドリードの)誰かが今夜のNBA(マジック対グリズリーズ戦)を見て、私のことでも思い出したんじゃないかな」
月曜日、クロップ氏はさらに踏み込み、当面は監督業に戻る意欲がないことを強調。彼は二度と現場に戻らない可能性すら示唆している。
「考えを変えることはないと思うが、未来のことは誰にも分からない。 今、新しい家を建てているのだが、妻が立派なトロフィールームを作りたいと言い出した。小さな部屋がもう一つあったので、私はこう言ったんだ。『これで十分だよ。我々がどれだけのトロフィーを手にしたかは分かっているし、これ以上追加することはないからね』と。傲慢に聞こえるかもしれないが、私は自分がチームを指揮できる能力があることは自覚している。だが、人生の最後の日までそれをやり続ける必要性は感じていないんだ」
リヴァプールをチャンピオンズリーグとプレミアリーグ制覇に導き、ドルトムントでも驚異的な成果を上げたクロップ氏だが、自身の功績については驚くほど控えめだ。彼は、自分を世界最高のコーチの一人だとは決して考えていないという。
ライプツィヒで記者団に対し、クロップ氏はこう語った。
「自分をワールドクラスのコーチだと思ったことは一度もない。なぜなら、監督を辞める時になっても、自分の中にまだ多くの疑問が残っていたからだ。『これほど多くの疑問を抱えている人間が、どうしてワールドクラスになれるんだ?』という感じだ。私は結果そのものよりも、なぜその結果になったのか、その因果関係を理解したい。ゴールの場面だけを振り返ることはせず、なぜそのゴールが生まれたのかを理解しようとしてきた。結果とはパフォーマンスの対価だ。我々はパフォーマンスの向上に取り組み、結果は後からついてきたに過ぎない」
Getty Images Sport現在のところ、クロップ氏はレッドブルでの新たな役割に十分満足しているようだ。今後数年のうちに魅力的なポストが空いた際、彼が再び現場への誘惑に駆られるのか、それともこのまま完全に引退するのか。ドイツ人名将の動静に、世界中のフットボールファンが注目している。
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