ジュード・ベリンガムは、間違いなく“Next ジダン”だった。彼の背負う番号がそれを表している。そして同時に、“Next クリスティアーノ・ロナウド”でもあった。初年度に残したゴール数がそれを物語っている。
しかし、2年目となる今季はそう感じさせた姿を見せられていない。世界最高レベルの選手でも、デビューしたての若手でも、困難な時期を経験するのは珍しくない。だが彼の場合、昨季は圧巻の輝きを放っていたこと、今現在もレアル・マドリーでプレーしていることを考えると、特殊な状況にあると言える。
そして、ロス・ブランコスでは「不調」は許されない。世界一要求の厳しいファンとメディアがいるからだ。それはベリンガムもよく理解している。だが、応えられているかどうかは別の話だ。特に最近はピッチ上で不満気な表情を隠さず、審判との衝突も悪目立ちしてしまっている。彼の不振の原因は様々だが、結局は彼本人が今の状況を覆す以外に方法はないのだ。
その絶好の機会が、11日にやってくる。レアル・マドリーにとって唯一今シーズンを救ってくれるかもしれない大一番、ベリンガムは彼自身を再び証明しなければならない。






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