ベリンガム、ケイン…GOALが今季ここまでの欧州5大リーグベストイレブンを選出

35歳のスイス人GKは、アンドレ・オナナに比べるとかなり格下に見えた。マンチェスター・ユナイテッドに売却されたオナナはその印象的なパス能力をもってして、インテルが昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝まで勝ち進む上で極めて重要な役割を果たしていた。

しかし、オナナはオールド・トラッフォードでは大失敗に終わり、一方、ゾマーはサン・シーロでセンセーションを巻き起こした。全公式戦で15のクリーンシートを達成し、今季他のどのGKよりも多い数字だ。

もしフランス人選手が3月に背中を痛めていなかったら、アーセナルは昨シーズンのプレミアリーグで優勝していただろうか？残念ながら、それはわからない。しかし、はっきりしているのは、タイトル争いの最中にサリバなしでは屈服していたアーセナルのバックラインが、再び手ごわいユニットになりつつあるということだ。

軽率なファウルを犯したり、体勢を崩したりすることがほとんどない優れたディフェンダーであると同時に、22歳のサリバはボールの配給能力にも優れており、セットプレーで前線に飛び出せば大きな脅威となっている。

ブンデスリーガの大一番、RBライプツィヒとの一戦で早々にレッドカードをもらい、事実上の敗戦を喫したフンメルスだが、ドルトムントのディフェンスの中心で完璧なプレーを続けていることを考えれば、この大きな汚点も許せるだろう。

実際、35歳のフンメルスは、チャンピオンズリーグの「死の組」でBVBが首位に立つのに重要な役割を果たし、特にミラノでの重要な勝利でのパフォーマンスは印象的だった。したがって、彼が欧州5大リーグでインターセプト数第2位（45回）、タックル数第3位（40回）であることは、驚くことではないだろう。

このイタリア人は、ガンが彼に人生のセカンドチャンスを与え、彼はそれを素直に受け入れたと言う。チャンピオンズリーグ決勝でアーリング・ハーランドを抑え込んでから半年、アチェルビはインテルで毎週のように素晴らしいマンマーク・スキルを披露している。

この35歳は今、ヨーロッパ最高のバックラインの最も重要で信頼できるメンバーとして頭角を現している。首位に立つインテルは、今シーズンのセリエA17試合でわずか7失点しか喫していない、 一方、アチェルビは全コンペティションで12回のクリーンシートに直接関与している。これは欧州5大リーグで最も多い数字である。

10月、レヴァークーゼンはこのウイングバックに2028年までの契約延長を納得させたが、彼のスリリングなパフォーマンスとセルティックからの移籍後の急成長を考えれば、フリンポンをキープするのはますます難しくなるだろう。

この23歳は、夏にマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、バルセロナなどとの噂が流れたが、それ以来、獲得候補のリストは増える一方だ。フリンポンはレヴァークーゼンの右サイドで素晴らしい攻撃力を発揮。今シーズンは22試合に出場し、7ゴール9アシストを記録した。

ライスは一般的には1億500万ポンドの価値はないが、アーセナルにとっては価値があるというのが、常に感じていたことだったが、それが証明された。イングランド代表MFは、ミケル・アルテタの中盤に絶妙なアクセントを加え、定期的にボールを奪い返して効果的に使う。

最終ラインもこなせるライスは、ビッグゴールを決める習慣も身につけた、マンチェスター・ユナイテッド戦でもルートン・タウン戦でも、終盤にネットを揺らし、新しいクラブのファンに愛されただけでなく、ガナーズがプレミアリーグのシーズン中盤を首位で折り返す絶好の位置にいることも証明した。

イングランド代表MFは先日、『トゥットスポルト』紙が選ぶ2023年のヨーロッパにおけるトップヤングタレントに贈られる「ゴールデンボーイ賞」を受賞した。しかし、今世界にこれ以上の選手がいるのだろうか？

レアル・マドリーに加入してからのベリンガムの数字は、5アシストに加え、全コンペティションで21試合に出場して17ゴールを挙げている。20歳でストライカーでないにも関わらずだ。肩の怪我さえ大きな問題にならなければ、来年の今頃には本当にバロンドールを受賞しているかもしれない。

レヴァークーゼンがワイドでチームをズタズタにしている理由はもうひとつある。実際、フリンポンはグリマルド（15ゴール）よりも直接ゴールに絡む回数が多い唯一のディフェンダー（16ゴール）であり、今シーズンの最優秀選手賞候補の一人である。

ベンフィカからフリーでバイアリーナにやってきた28歳のセットプレーのスペシャリストは、ブンデスリーガで9得点を挙げ、11月にはスペインデビューも果たした。

リヴァプールがプレミアリーグで再び戦えるようになった理由は2つある。1つ目は、中盤の総入れ替えが予想以上にうまくいったこと、2つ目は、先週のアーセナルとのドローで見事な同点ゴールを決めたモハメド・サラーが輝き続けていることだ。31歳のエジプト人FWは、全コンペティションですでに16ゴールを決めており、4シーズン連続で30ゴール以上を記録する勢いだ。

アフリカ・ネイションズ・カップへの出場がその望みを阻むかもしれないが、2023-24シーズンの前半戦で明らかになったのは、リヴァプールで200ゴールの大台を突破したサラーが、プレミアリーグ史上最高の選手という称号を真剣に主張しているということだ。

イングランド代表ストライカーは昨シーズン、3人の監督を交代させたトッテナムで、全コンペティションで32ゴールを挙げた。そのため、夏にバイエルン・ミュンヘンに移籍したケインがブンデスリーガで大暴れすることは予想できたはずだ。

とはいえ、彼がドイツでやっていることは非常に印象的で、30歳のケインは記録的なスピードで得点を量産している。ケインはブンデスリーガでわずか14試合に出場して20ゴールを達成し、バイエルンがチャンピオンズリーグのグループリーグで首位に立ったときも4ゴールを奪った。

プレミアリーグ史上2番目に得点数の多い選手であるケインにとって、初のトロフィー獲得も現実味を帯びてきた。すでに33ゴールに直接関与しており、これは欧州5大リーグの誰よりも多い記録となっている。

マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、リヴァプール、アーセナル、レアル・マドリー、そしてバルセロナ。この多才な攻撃的ミッドフィルダーを獲得しようとしているクラブは、まるでヨーロッパサッカー界の有名人のようだ。しかし今、ヴィルツはブンデスリーガで首位を走るレヴァークーゼンでの生活を満喫している。

ヴィルツは、今シーズン、ヨーロッパで最も得点力のあるチームで8ゴールを決め、さらに12アシストを記録し、5大リーグのアシストランキングでトップに立っている。