GFX Jude Bellingham Kylian Mbappe Vinicius JrGetty/GOAL

ベリンガムが役割変更と得点減少について言及。苦戦中のヴィニシウスを「驚異的で創造的」と全面擁護

  • ベリンガムがサンティアゴ・ベルナベウのピッチに初めて立ち、瞬く間に世界屈指のフィニッシャーへと変貌を遂げたのは、もはや遠い昔のことのように感じられる。スペインの首都でのデビューシーズンは、まさに「おとぎ話」そのものだった。本職のストライカーが不在の中、ダイヤモンド型の中盤の頂点を務めたベリンガムは、カリム・ベンゼマが去った後の得点責任を、若さに似合わぬ堂々たる風格で背負い、公式戦通算23ゴールという驚異的な数字を叩き出した。

    「エル・クラシコ」やチャンピオンズリーグでの決定的な瞬間は、マドリディスタの心を即座に掴んだ。劇的な決勝ゴールを決めた後、両腕を広げてファンの歓声を浴びる彼の姿は、カルロ・アンチェロッティ前監督の下で二冠(ラ・リーガとCL)を達成したチームを象徴する光景となった。

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    しかし、2024年夏のキリアン・エンバペ加入により、レアル・マドリーの攻撃の勢力図は劇的に変化した。フランスのスーパースターの加入は、シーズン40ゴールを保証するストライカーをチームにもたらしたが、同時にチームメカニズムの抜本的な再構築を強いることとなった。

    エンバペが期待通りの「ガラクティコ(銀河系戦士)」としての数字を叩き出し、攻撃の核となる一方で、ベリンガムの統計的な得点数は当然ながら減少した。クロスに合わせる役割や最終ラインを突破する任務から解放され、22歳の彼は中盤の「エンジンルーム」へと再配置されたのだ。得点データの下落(昨季は最終的に15ゴール、今季は現在まで5ゴール)を受け、スペインメディアは「フランス人の影に隠れて影響力が衰えたのではないか」と厳しい視線を向けている。

    だが、ベリンガムはこの見方を完全に拒絶した。メディアの取材に対し、自身の役割調整はエンバペの才能を最大化するための論理的かつ必要なプロセスであると強調した。「変更は簡単なことだった。ここでの最初のシーズンは相手のボックスに非常に近い位置にいて多くの得点を挙げたが、エンバペが来た今は、シーズン40ゴールを決める天性のストライカーがいる。僕がこれまでのように前線に張り付く必要はもうないんだ」

    さらにベリンガムは、得点王争いからは退いたものの、アタッキングサードで決して無力になったわけではないと指摘する。「毎シーズン、ゴールで貢献するつもりだし、そのための飛び出しの能力も持っている。ポジションを下げてプレーした昨季も15ゴールを決めたが、これは決して悪い数字ではない。今年はさらに低い位置でプレーし、よりゲームメイクに関与している。役割は変わったが、僕にとってゴールが最も重要なことだったことは一度もない」

  • 自身の適応に自信を見せる一方で、ベリンガムはリーダーとしてチームメイトを守る役割も担っている。現在、スポットライトは2025-26シーズンにおいてピッチ内外で深刻な摩擦に直面しているヴィニシウス・ジュニオールに注がれている。

    ヴィニシウスは今季、本来の爆発力を発揮できず、決定機を逃す場面が目立っている。しかし問題は単なるシュート精度に留まらない。シャビ・アロンソ監督との関係悪化が報じられる中、彼は頻繁にベンチに下げられる事態に陥っている。アロンソ監督との確執の噂は、フラストレーションを抱える一部のファンをさらに苛立たせている。

    これに対してベリンガムは、決定力の統計や周囲の雑音に惑わされないよう同僚を熱烈に擁護した。「僕の視点から言わせてもらえば、ヴィニ(ヴィニシウス)には多大なプレッシャーがかかりすぎていると思う。彼はピッチ上で多くの素晴らしい仕事をしている。確かにゴール前で『停滞』があるかもしれないが、僕には彼が驚異的で非常にクリエイティブな選手に見えているよ」

  • Real Madrid CF v Sevilla FC - LaLiga EA SportsGetty Images Sport

    ベリンガムにとって、ヴィニシウスの価値はスプレッドシート上の数字だけで測れるものではない。左サイドで彼が引き起こす混沌こそが、相手守備を不安定にさせ、中央にいるエンバペにスペースを与える触媒となっている。

    「ゴール数が真実のすべてを語るわけではない。アシストや重要なプレーがある。彼を非常に有用なチームメイトとして見るべきだ。確信しているよ、彼はまたかつての姿を取り戻すはずだ」とベリンガムは語った。

    昨シーズン、主要タイトルを逃したレアル・マドリーにとって、新指揮官アロンソの下で成功を収めることは至上命題だ。ただ、現在ラ・リーガで首位バルセロナを勝ち点4差で追う苦しい展開が続いている。

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