クラブワールドカップのトロフィーは「チェルシーにとってのみ重要」？モウリーニョは大会の成果を軽視

チェルシーは今月初め、高額な賞金のかかったクラブワールドカップでタイトルを獲得した。

かつての指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督は、この成果を軽視し、一部のチームが全力で戦っていなかったと主張。モウリーニョ監督は、レアル・マドリーの準決勝進出が、自身がレアルやインテルを指揮していた時代の米国でのプレシーズンツアーを思い出させると付け加えた。

モウリーニョ監督は『Canal 11』に対して次のように語った。

「今回のクラブワールドカップは、チェルシーで素晴らしいシーズンを過ごした若手選手、コール・パーマーも注目を集めた。しかし、（レアル・マドリーの）準決勝進出は、私がレアル・マドリーやインテルを率いていた時にプレシーズンで米国に行った時のことを毎回思い出させた。あそこで行った試合を思い出させたのだ。だから、クラブワールドカップのタイトルはチェルシーにとってのみ重要だと思う。彼らはそのロゴ付きのユニフォームをたくさん売ることになるからね」

チェルシーで2度指揮官を務めたモウリーニョ監督からすれば、チェルシーのクラブワールドカップ優勝からあまり多くを読み取るべきではないと示唆するのは正しいのかもしれない。結局のところ、多くのチームは長いシーズンを終えたばかりで、一部の選手は来期に向けて怪我をせず、燃え尽きないようにすることに意識を向けていたであろう。

アメリカでの活動を終えたエンツォ・マレスカ監督が率いるチェルシーは、規模を縮小したプレシーズンツアーに乗り出し、8月8日と10日にそれぞれレヴァークーゼンとミランと対戦。その後、8月17日にホームでクリスタル・パレスを相手にプレミアリーグの初戦を迎える。