「一つの国を団結させたい」フェネルバフチェを指揮するモウリーニョが代表監督への思いを告白

2024年1月にローマを解任された後、ジョゼ・モウリーニョ監督は今夏、トルコのフェネルバフチェで新たな挑戦を始めるため監督に復帰した。ただ、現在はトルコでの旅路で幾つかの逆境に直面している。フェネルバフチェは16試合を終えて首位のガラタサライに8ポイント差をつけられて2位に位置。また、ヨーロッパリーグでも21位に沈んでおり、モウリーニョ監督はチームの不安定な成績の中、トルコサッカーの状況に関する物議を醸す発言で批判を受けている。

トルコでのタイトル争いが低迷する中、かつてレアル・マドリー、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドを歴任した指揮官は、長年母国ポルトガルの代表監督職就任が噂されている。そして今回、モウリーニョ監督は将来的に代表チームを指揮し、欧州選手権やワールドカップで戦いたいと告白。また、セリエAでの指揮も「確実に」検討すると明かしたが、クラブを去って以来ローマの試合は見ていないと語っている。

『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで、61歳のモウリーニョ監督は自身の思いを明かしている。

「ローマの試合は一度も見ていないが、インテルの試合は見ている。欧州選手権かワールドカップで指揮を執り、クラブでこれまで何度も行ってきたように、一つのチームを中心に国を団結させたいと思う。サッカーのために、そしてこのスポーツが象徴するもののためにやりたいんだ。信じられないようなことだよ」

トルコの強豪は短いウインターブレイクの後、今週日曜日にリーグ戦でハタイスポルと対戦する。モウリーニョ監督はガラタサライとの差を縮めるため、必死に勝利を求めることになるだろう。