今夏にクレモネーゼへと加入したヴァーディ。移籍直前にマレスカから得た特別なアドバイスを明かす

クレモネーゼで背番号10を着用するジェイミー・ヴァーディは、海外で自分を証明するという挑戦を楽しみにしているようだ。多くの人は彼が最後の高額契約か、より静かな引退路線を取ると予想していたが、ベテランフォワードはまさかの移籍で皆を驚かせた。オランダのレジェンドであるロビン・ファン・ペルシ氏がヴァーディをフェイエノールトに引き抜こうと強力な売り込みをかけていたが、最終的にはクレモネーゼへの移籍を選択した。

しかし、ヴァーディをクレモネーゼに向かわせた決定的な要因は何だったのか？答えは彼のレスター時代からの馴染みの顔にある。レスターの奇跡的な2016年プレミアリーグ優勝の立役者クラウディオ・ラニエリ監督や、セリエAのレジェンドであるエステバン・カンビアッソ氏などが自然な連絡先だったが、決定的だったのはエンツォ・マレスカ監督だった。

クレモネーゼ加入の決断について語ったバーディは、驚きの事実を明かした。

「彼ら（マレスカ、ラニエリ、カンビアッソ）の中で夏の間ずっと話していたのは一人だけで、今でも連絡を取り合っているのはエンツォだ。可能性があると分かった時に彼と良い話し合いをすることができ、彼はクラブとクレモナという街を褒め称える以外何もしなかった。彼のアドバイスはここに来ることだった。それだけだ」

インターナショナルマッチウィークによりヴァーディのイタリアでの初出場は遅れているが、期待は急速に高まっている。8月末にようやく契約したため、彼の試合感覚は必要なレベルに達していない。だが、クレモネーゼがエラス・ヴェローナと対戦する9月15日にベテランがスパイクを履く可能性は十分にある。たとえベンチスタートでも、彼の存在だけでマルカントニオ・ベンテゴディ・スタジアムを照らすことができるだろう。