来年に控えるW杯出場への救世主となれるか。イタリア代表の新指揮官にガットゥーゾが就任！

ルチアーノ・スパレッティ監督を解任したイタリア代表は、新たにジェンナーロ・ガットゥーゾ氏を新たな監督として招聘したと正式に発表した。2006年のワールドカップ優勝メンバーであるガットゥーゾ監督は、ヨーロッパ各地で様々な監督職を経験してきた中、今回、母国を2026年のワールドカップ出場を確定させる任務を託された。

スパレッティ監督は先日、ノルウェーに0-3で敗北した後に解任されたと発表。この敗戦により、イタリアはグループIでアーリング・ハーランドらを擁するノルウェーに9ポイント差をつけられることとなった（ただし、イタリアは2試合少ない）。スパレッティ監督の最後の試合となったモルドバ戦の勝利以前は4試合未勝利が続いており、ノルウェー戦での生気のないプレーぶりに対しては多くの批判を受けていた。

ガットゥーゾ監督の就任を発表したイタリアサッカー協会（FIGC）。FIGCのガブリエーレ・グラヴィーナ会長は次のように述べている。

「ガットゥーゾはイタリアサッカーの象徴であり、代表ユニフォームは彼の第二の皮膚のようなものだ。彼の動機、プロ意識、そして経験は、代表チームの次なる挑戦に取り組む上で不可欠だ。彼は我々の目標の重要性を理解しており、この挑戦を受け入れる彼の迅速さと献身に感謝している。彼はFIGCのサッカー発展プロジェクトを共有しており、その中でアズーリのユニフォームは中心的な存在となる」

選手として引退して以来、ガットゥーゾ氏はミラン、ナポリ、バレンシア、マルセイユで監督を歴任。最近ではクロアチアのトップリーグで3位に終わったハイドゥク・スプリトを指揮していた。

ガットゥーゾ監督は夏の期間を使って、最初のイタリア代表チームを考えることになる。次の試合は9月となり、その際にはW杯予選でエストニアとイスラエルと対戦する。