インザーギ退任のインテル、セスク招へいを最優先事項に？ デ・ゼルビは「マルセイユで満足。誰からも連絡はない」

今季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝で屈辱を味わったインテル。3日にシモーネ・インザーギ監督の退任が発表され、現在は後任探しに動いている。そうした中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、同クラブはコモを指揮するセスク・ファブレガス監督に注目しており、今後本格的な会談の予定しているとのこと。なお、同監督以外では、パルマのクリスティアン・キヴ監督、ジェノアのパトリック・ヴィエラ監督が候補に挙がっているという。

同メディアによれば、セスク監督の招へいはインテルの最優先事項となっている模様。同監督もベッペ・マロッタ会長とスポーツディレクターのピエロ・アウジリオ氏、インテルに感謝の気持ちを抱いているようだが、コモの株を所有していることもあり、状況は複雑な模様。すでにレヴァークーゼンやローマからの関心も拒否していたという。一方、一部でRBライプツィヒの指揮官就任の噂も浮上しているが、去就は不透明となっている。

マルセイユ指揮官のデ・ゼルビ監督も候補者として噂されているが、セリエAクラブからの接触について尋ねられたとき、以下のように答えたという。

「特にここ数日、誰からも連絡はなかった。私はマルセイユで満足していますし、何も進展もありません。もし電話がかかってきたら？ それは分からないが、ここまで起きたことについては言えるし、誰とも連絡を取っていない」

インテルのクラブ・ワールドカップ(W杯)出場は、新監督や補強をより複雑にする可能性がある。マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードとラスムス・ホイルンドは、同クラブの主要なターゲットと報じられている。