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「私は世間知らずではない」グラスナー監督、グエイのマンチェスター・シティ移籍を示唆
主将を務めるマーク・グエイの将来についてクリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督は、冬の移籍市場におけるクラブ首脳陣の姿勢を説明するため、住宅のメンテナンスに絡めた複雑な比喩を用いた。
センターバックへの高額オファーをクラブが拒否できるか問われると、グラスナー監督は「人生に一面的などものはない」と、ピッチ上の重要戦力を保持したいという願望を上回る高額なオファーを示唆した。
「例えば、素敵な車を持っているが、寒くて家の窓が割れているためお金が必要だとしよう。そこに誰かがその車に途方もない金額を提示してきたらどうするか。『いや、車を売りたくない。愛車だから。でも凍え死にたくない』と言うだろう。そして『窓ガラスと屋根さえ交換してもらえれば車を譲る。でもできれば手元に残したい』と付け加えるはずだ」
契約が残り半年となったイングランド代表のグエイのことだろう。クラブが直面するジレンマは、今多額の移籍金を受け取るか、それとも7月に契約が満了する際に5000万ポンドの価値があると評価される選手をフリーで失うリスクを冒すかだ。
「(選手についても)同じことだ」とグラスナー監督は続けた。
「誰もが彼(グエイ)にクリスタル・パレスでプレーし、新契約を結んで永遠にここにいてほしいと思っている。一方で契約は今夏で終了する。もし買い手が現れ、クラブが凍りついたままなら、『今や財政的問題がスポーツ上の問題より重要だ。実行せねば』と決断する瞬間が来るだろう」
Getty Images Sportグラスナー監督はまた、選手の能力とクラブの地位の整合性の必要性についても言及した。
グエイは2021年にチェルシーから加入して以来、代表チームのレギュラーとして定着しており、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を争うビッグクラブからの関心を頻繁に呼び起こしている。
49歳のグラスナー監督は、移籍は往々にして選手の成長が現在の環境を上回った結果、あるいは逆に選手が要求される水準に達しなかった結果として自然に生じるものだと示唆した。
「選手がクラブにふさわしくないと自覚した場合、売却すべきだ。逆にクラブの要求水準に達していない選手も同様に売却が必要だ。チームから最高のパフォーマンスを引き出すには、双方が互いに適合している必要がある」
特に、プレミアリーグ王者への移籍がそのような「適合」に該当するか問われると、クリスタル・パレスの指揮官は率直に答えた。
「あり得る。シティから巨額のオファーが来て、本人も移籍を望むなら、それが実現するだろうと理解できないほど私は世間知らずではない」
グラスナー監督の発言は、マンチェスター・シティが25歳の選手獲得を積極的に検討しているとの報道が流れる中で行われた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティは、守備陣が負傷した週末の試合結果を受け、移籍計画の再検討を余儀なくされている。
DFヨシュコ・グヴァルディオルとDFルベン・ディアスの負傷により中央守備陣は手薄となり、1月の移籍市場での補強が必要となる可能性がある。
2人の守備の要が欠けることで、プレミアリーグで実績のあるディフェンダーの獲得が優勝争いをするためには必要だろう。
ただ、シティだけが関心を示しているわけではない。
同選手はリヴァプール、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンとも関連付けられている。
海外クラブの状況は移籍規制のため、特にクリスタル・パレスにとって差し迫った問題だ。契約期間が残り6カ月となったグエイは、技術的にはレアル・マドリーやバイエルンといった欧州クラブと即座に事前契約交渉を行う自由がある。この場合、シーズン終了時に無償で移籍することになる。 一方、シティやリヴァプールといった国内ライバルクラブへの移籍には、今月中に移籍金を支払う必要がある。これがグラスナー監督が「壊れた窓」の比喩で示唆した資金源となる。
Getty Images Sportグラスナー監督のコメントによれば、クラブはプレミアリーグ残留と好成績確保のため、シーズン終了まで主将を留任させる意向だが、売却を促す具体的な評価額が設定されているという。
「ある値を超える金額で、本人が移籍を希望した場合、それは実現するだろう」
この状況を受け、クリスタル・パレスシティからの関心が正式なオファーに発展するか見守る立場だ。
シティの負傷者続出によって「途方もない金額」が提示されれば、グエイのパレスでの4年間のキャリアは、2月3日の移籍市場終了前に幕を閉じる可能性がある。それまでは彼はパレスの選手であり続けるが、監督はクラブの財政的現実が最終的に結果を左右することを明確にしている。
今後数週間で、クラブが「窓」を修理するか「車」を維持するかが決まるだろう。
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