- ユナイテッドはアモリム監督の下で苦戦
- プレミアリーグでは15位で終了
- ファーディナンドが心境を語る
Getty Images Sportリオ・ファーディナンドとユナイテッドのつながりは深い。元イングランド代表DFは、オールド・トラッフォードでアレックス・ファーガソン監督のもと、プレミアリーグ6回、チャンピオンズリーグ1回の優勝という輝かしい実績を残した。しかし、その栄光の日々とは対照的に、現在はポジティブな要素がまったくない。
Getty Images Sportファーディナンドの不満は決して根拠のないものではない。2024–25シーズンは、ユナイテッドにとって過去半世紀で最悪のシーズンの一つだった。プレミアリーグ15位は、51年ぶりとなる最悪のリーグ成績だ。欧州の舞台でも苦境は続き、ヨーロッパリーグの決勝ではトッテナム・ホットスパーに敗れ、優勝を逃した。
ファーディナンドはチャンピオンズリーグ決勝後にTNTスポーツの解説者としての役職を退任。クラブの伝統を築くのに貢献した人物として、その崩壊を目の当たりした中、彼は『ESPNブラジル』で次のように語っている。
「悲しいことだよ。テレビに出ているから、この話題について話さなきゃいけない。テレビに出ているから、みんなは私をからかうことができる。ユナイテッドのことで、ソーシャルメディアでは時々ネタにされることもある」
「だから、マンチェスター・ユナイテッドがこの最悪の時期に解説の仕事をしているのは本当に辛いんだ。誰よりも、マンチェスター・ユナイテッドが戻ってきてほしいと思っている一人だ。連中に文句を言ったり、冗談を返したりできるから。今はユナイテッドのせいで、多くのジョークの的になっている」
欧州のサッカーが終了し、ユナイテッドの来シーズンのスケジュールは大幅に軽くなる見込みだ。国内カッ大会での長期戦がなければ、レッド・デビルズはシーズンの大半を週1試合のみのスケジュールで戦うことが予想されている。このカレンダーにより、試合間の十分な回復と準備の時間がチームに与えられる、明るい材料となる可能性はある。
Getty Images Sport長い夏が待ち受ける中、経営、採用、リーダーシップに関する重大な課題を抱えるマンチェスター・ユナイテッドは、重要な数カ月を迎える。彼らは7月19日にスウェーデンのストックホルムにあるフレンズ・アリーナで、古豪リーズ・ユナイテッドとのプレシーズンフレンドリーマッチでシーズン再開を迎える。

