スティーブ・マクマナマンはエル・クラシコでプレーする感覚を知っている。彼はマドリーの白を纏い、サンティアゴ・ベルナベウの照明の下で、バルセロナが町にやって来たあの場にいた。旧カンプ・ノウでも同じように、10万人のカタルーニャ人が彼に敵意を向ける中、ピッチを縦横無尽に駆け回った。これは非常に特殊なサッカーイベントであり、エネルギーに満ち、しばしば怒りに満ちている。
常に重要性を帯びるこの試合だが、今年の展開は興味深い。レアル・マドリーは新監督を迎え、まだ調整中ながら、ある意味では以前と変わらない姿を見せている。少なくとも「マッカ」はそう考えている。
「正直言って、ピッチ上で(シャビ・アロンソが)大きな変化をもたらしたとは感じられない。今年は何度も観戦しているが、ほぼ完璧なプレーを見せている」とESPNアナリストはGOALに語った。
しかし一方で、芳しくない結果も出ている。マドリー・ダービーでは5-2で惨敗——新監督が手探りの状態にある中では、かなり痛烈な結果だ。
「彼らはリーガで勝つべき相手には勝っている」と彼は続けた。「チャンピオンズリーグでも勝つべき相手には勝っている。アトレティコ・マドリーのアウェイ戦が最初の大きな試練だったが、彼らは失敗した」。
ある意味で興味深いのは、バルセロナが似たような状況にあることだ。現リーガ王者もまた欠陥を抱えている。マクマナマンが「貴重な才能」と評するラミン・ヤマルの好印象にもかかわらず、守備は不安定だ。昨年は数度マドリーを破ったが、チームは以前とは異なり、序盤の課題を克服せざるを得なかった。しかしマーカス・ラッシュフォードの加入により、世界クラスの才能が再び目覚めたかもしれない。
「環境の変化が必要だった」とマクマナマンは語る。「言うまでもないことだ。そして彼はスペインの王者を選んだ。これ以上ない選択肢だった」
元リヴァプール&レアル・マドリードの選手は、最新回『Mic'd Up』でエル・クラシコ、ジュード・ベリンガム、リーガについて語る。本コーナーはGOALが定期的に実施する企画で、アナリストや実況者ら専門家が国内外のサッカー情勢について見解を述べる。





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